2016.03.08
幼児のアトピーの治し方
アトピーの発症には、免疫がかかわっているので、免疫の発達途上にある乳幼児は比較的アトピー性皮膚炎を発症しやすいのですが、幼児がかゆがったり、痛がったりするのは、保護者にとってはつらいものです。
そのため、なんとかしようと頑張りすぎて疲れてしまう保護者の方も多いようです。
しかし、乳幼児にはこうした保護者のストレスが伝わりやすく、伝わったストレスが乳幼児自身のストレスともなり、アトピー症状の悪化にもつながる場合があるので、医師を始めとする専門家や周囲の人々にも相談しながら、適切に治療を進められるような環境を作っていくのが望ましいと考えられます。
アトピーの原因について
原因としては、体質、食生活、ストレス、環境などの様々なものが考えられます。
これらの原因は複雑に入り混じっていたり、どれが直接的な原因なのかがはっきりとは分からない場合も多いので、治療にもその時々の個々の状況に応じて適切なアプローチを選択していく必要があります。
アトピーの治療法について
治療のために一般的な皮膚科や内科を受診すると、患部を清潔にし、保湿をこまめにすることや、肌触りのよい下着を着用することなどのスキンケアや、ストレスを減らす、食習慣を見直す、規則的な生活習慣を心がける、ダニや花粉、ハウスダストなどを減らす住環境を整えるなどの指導をなされることが多いようです。
処方としては、外用薬としてステロイド薬やその他の抗炎症薬、保湿剤が出されたり、内服の抗アレルギー薬が出されることが多いです。
アトピーが悪化している場合、医師からはステロイドの薬が処方されることが多いです。
ステロイドというと敬遠される方も多いとは思いますが、幼児のステロイド薬はもちろん幼児でも使用可能な濃度に薄められています。
ステロイド薬を避けて症状を長引かせるよりは、ステロイド薬を短期的に使用して早めに症状を落ち着かせ、その後は保湿剤を中心とした弱い薬に切り替えるという方法も有効です。
最近のアトピー治療
近年では、副作用の少ないステロイド薬の開発も進められているので、関心のある方は医師に相談してみるのもよいでしょう。
更に、従来のアプローチとは異なる方法も提案されるようになってきました。
オメガ9系の植物オイルの摂りすぎにより植物オイルのバランスが崩れていることがアトピーを誘発する因子になっているのではないかという感が型もあり、諸外国ではオメガ3系の植物オイルの摂取が勧められているようです。
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