アトピーのかゆみには爪楊枝を束ねてトントンが効く？

アトピーのかゆいところに、爪楊枝をゴムで束ねたものでとんとんするという対処法があるらしく、ひどく掻かずに済むのでかゆみを抑えて炎症がひどくなるのを抑えられるという説があるとか。

どんな記事だろうと読んでみると、爪楊枝でとんとんの紹介ではなく、本当だろうかと検証しているサイトでした。記事を読んだところ、痛みの刺激でもかゆみを引き起こすことがあるのであまりおすすめではないと言った感じでした。

爪でかきむしるより遥かに小さなダメージでかゆみが治まる？

ちょっと試してみようかなと思ったら、すぐに爪楊枝も輪ゴムも手に入るから、試してみる人が多いのはわかるような気がします。

本当にかゆいとき、孫の手でも人の手でも爪楊枝の束でも、なんでもいいから掻いてほしいし、掻きたいし、掻くとひどくなることは重々承知の上で我慢できないし、掻きむしって痛くなれば何とか収まるくらいに思っている部分が自分の中にもあることはわかっています。

かつて、自分にアトピーではなかった頃、血だるまになって転がっている長男を発見したとき、「なんでそんなになるまで掻くの！」と泣き叫ぶことがしばしばありました。

自分自身もアトピーになったとき、「そりゃ掻くわ」としみじみ思いました。
体の奥から突き上げてくるようなかゆみに、そのかゆみを開放するために必死で掻かざるをえません。

血が出るほど掻くと痛みが強くなる分かゆみが消えてほっとします。
かゆみをようやく解放できた、そんな気持ちになります。

爪楊枝でとんとんして、小さなダメージでかゆみが治まるとしたら、かゆみが軽い場所なんだろうなと思います。

ジュクジュクした傷のところなど、爪楊枝でとんとんしたら、爪楊枝の先に体液とかついて、それを広げて、さらに悪いところを増やしそうに思うので、治りかけの見た目はアトピーじゃなくなりつつある部分に使うのがいいのかなあとぼんやり思いました。

体液が付いたらかゆくなる気がする

アトピーのジュクジュク傷の周りにしみ出してきた体液が付いたところは、かゆくなることがあるように思います。かゆみの伝達物質とやらが混じっていると聞いたことがあるのですが定かではありません。

あちこち嬬いまわしているうちに、細菌感染→さらに腫れる→さらにかゆみが拡大→さらに悪化というありがたくない図式が頭に浮かんでしまうので、体液が出ていないところ専用で、使いまわさず決まった回数使ったら捨てるようにした方がいいんじゃないかと思ったりもしました。

つらがる子供にはいいのかも？

体がかゆくて、辛くて泣いているような小さな子供に、あまりひどくないところにとんとんしてあげて「ほら、かゆくなくなるでしょ？」と優しく言えたら、気がまぎれる部分もあるし、はじめて見るときょとんとしてしまうだろうし、一瞬でも笑顔を引き出せるかもしれないと思います。

自分がアトピーの子供に対処していた時、それほど心に余裕がなかったので、あの時そんな風にできていたらなと思いますが、できたかどうか、いや、できなかっただろうなと思います。

爪楊枝より、流水で洗う方がいいのでは？

私個人の意見で言うと、つまようじとんとんより、流水で洗うかお風呂に入るかシャワーを浴びたほうがかゆみは収まるように思いますが、サイト内にも「冷刺激が最も効果的で安全です」とあるので、やはり流水はいいと思っている人が多いんだと実感しました。

洗い流すと傷になっていれば痛みが来てかゆみが消え、傷まで行っていなくてもある程度かゆみが抑えられる気がします。

でも、いつでもどこでも洗えるわけではないので、つまようじとんとんも応急処置としては有効ではないでしょうか。

とはいえ、いつでもどこでも爪楊枝と輪ゴムがあるわけでなく、家にはあるけれど、家だったら流水で洗った方がいいじゃんということになるので、かゆいときに気を紛らわすように洗って使えるブラシとか、用意しておくのもいいかもしれないと考えました。

流水で洗うのは、冷やす効果もあるかもしれませんが、洗い流すことで傷の部分などの体液やかゆみを引き起こしているものや細菌や異物など一緒に洗い流してくれる効果の方が高いように思います。

氷で急に冷やしてもすっとしたことがないのでそう思うのですが、氷を有効に使って気を紛らわせるなら、嫌がられるかもしれませんが背中に氷を黙って入れて驚かせた方がかゆみが止まるように思います。

最も、自分はされたくないので、子供にも他の人にもたとえかゆがっていても、やってはいけないとは思います。

自分で言っておいてなんですが、自分に対して手段を選ばないのはいいのですが、他人に対してはやってはいけないように思います。
そういう点では、氷よりは爪楊枝の方がいいかもしれないなと思います。