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アトピー性皮膚炎の新薬が開発されるのは嬉しい!でも本当に大丈夫?

アトピー性皮膚炎の新薬が次々と開発され、重症の患者にも効果があるものも開発され始めたという報道を耳にすることが多くなってきました。

国民総アレルギーと言われるほど、花粉症も含めてしまうとアレルギーの全くない人はいなんじゃないだろうかと思うことがあります。

一昔前まで物珍しかったアトピー患者もどんどん増えて、アトピックスキンとそうでない肌質が見分けられるアトピーに詳しい人、つまりはアトピックスキンを見慣れている人も増えてきましたよね。

小さな子供の湿疹を見て、「ねえこれアトピーかしら、アトピーだったらどうしよう」「えー、わたしもわかんない、どうしよう」と言った一昔前にはよくあった会話が成立しにくくなりつつあるのではないかと思います。 

治験でいいから参加したいとは思わない

私自身のアトピーは、悪くなる時は患部が全身に広がったり、ジュクジュクのところがあちこちにできて痛くてかゆくてつらい気持ちになります。

しかし、本当に悪い時期は最近は長続きしないため、日常的にはなんともなくて、再発しかねないから再発しかねないようなことはしないことで小康状態を保っています。

小康状態を保っていると効くか効かないかわからないし、画期的に効いたとしてもあとでどんなリスクが発生するかよくわからないようなことに、あえて自分から進んで飛び込んでいこうとは思わなくなります。

長男にしても、生まれたときからずっと皮膚トラブル続きであったことから、治験に手を挙げていいか?と聞かれるとは思いませんが、もし聞かれたとしたら・・・

「そもそも効くか効かないかわからないというリスクもある上に、効いて起こるならいざ知らず、効かなくても恐ろしい副作用が待っているかもしれない、それでも挑戦したいなら止めないよ」としか言えません。

あくまで仮定での話でしたが、治験薬に恐ろしい副作用が出るかもしれない危険性が付きまとっていることを長男が知らないとは思えません。

子供の治験はやめて欲しい

大人に効いたなら子供にも!と思うものですし、子供のアトピーは親にとっては本当につらいのは重々承知していますが、将来的にどんな副作用が出るかわからない、わかったところでもう取り戻せない、そんな治験を子供に体験させるのはどうかと思います。

実際問題として、長男は幼少期の頃から、ワセリンで弱いステロイドを薄めてあるものだから副作用の心配がないというものをずっとずっと使っていて、結局やめられなくてどんどん処方薬も強くなって、そのまま引きずって大人になっています。

結果的に親である私は、あの時医者に勧められるまま唯々諾々とステロイドを塗りさえしなければと思うことが生涯付きまとう結果になりました。

ステロイドを塗る以外に取り組むべきアトピーの湿疹を抑える手立てをあらんかぎりとってみる努力も、その方法の模索もしないまま、一番楽な、医者に丸投げをする道を選んだ自分自身の手抜きが長男に降りかかり、いまだに抜け出ることができていません。

今度の治験薬は過去のステロイド被害のようなことはないと、誰が保証するのでしょう。
誰も保証できないうえに、被害を被るのは子供たちです。

画期的な新薬ができて治るといいなとは思う

遺伝子レベルで病気の原因も含めて解明されつつある昨今、アトピーについても解明は進んでおり、かゆみを抑える画期的な薬も認可される見込みとなりつつあります。

長期的に見てどういう問題点や長所が出てくるのか、新薬だからまだわからない状態ですが、画期的な治療法・新薬ができるといいなとは思います。

しかし、新薬は治験が進んでみないと、副作用や、本当に効果があるのかといった細かなデータがない状態です。特に、重症化・難治化していると本当につらいので、効果が現れたらいいなと願わずにはいられません。

塗り薬・飲み薬のほかに

アトピー性皮膚炎の新薬というと、「新しい塗り薬」のイメージがとても強いのですが、「新しい飲み薬」と言われたとすると、ステロイドより副作用が出る可能性は低いんだろうね?わからない?えーっ!?怖い!!というイメージが付きまといます。

単に飲むのにこれだけ怖いのに、今注目されている新薬に「あたらしく自分で注射を売って抑える」というものがあることを知り、えーっ!飲み薬よりもっとずっと怖い!と思わざるを得ませんでした。

もちろん、子供が急激にアレルギーを起こした時に注射する「エピペン」の存在は知っていますが、それでも体に針を刺すことを思うとやっぱり怖いといわざるを得ません。

太ももにぶすっとさすというエピペンのように、やろうと思えば子供でもできる方法で普及するならまだましだと思うのですが、そうなのかもしれないし、そうでないのかもしれないし、小心者の私にはどうぞ普及してくださいと言い切れない怖さがあります。そして、飲むよりもダイレクトにプラスとマイナスの両面の効果が表れそうで余計怖く感じます。

誰かが治験しないと進んでいかないし、本当に悪いときには何でもいいからやってみたい気持ちになるし、やってみたいと思うものですが、私程度のアトピーであれば、もう少し効果がはっきりしてからでいいように思います。

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