アトピーの人は蚊に刺されにくいわけじゃない【私の蚊対策】

ドライアイスは冷凍二酸化炭素なので、ドライアイスに蚊が集まってくるということはかなり前から知られています。

蚊は二酸化炭素に集まってくる習性があることから、蚊に刺されやすい私は二酸化炭素の放出量が多い人間なのだと思っていました。
庭先に出るときはいつもどこべーを二つ身に着けて出ますが、それでもたいてい2～3か所は蚊に刺されます。

私は二酸化炭素臭い？

二酸化炭素は無臭ですが、蚊には匂うのでしょう。どこに行っても蚊に刺されまくり、一緒にいる人が誰も刺されずに済むことから、長く人間ベープと呼ばれている私です。
きっと体中から二酸化炭素をぷんぷんさせているのでしょう。

よく、アトピーの痒さは虫刺されの比ではない！と言いますが、そんなことはありません。嫌なものは嫌です。大量に刺されれば、アトピーと違ってピンポイントですが、痒いものは痒い。
しかも急激にかゆみが強くなり、いらいらします。アトピーのように何年も続いたりすることがないだけで、即効性から言えばどっちもかゆいと思います。

その程度のかゆみで掻いていて、アトピーの人に良くも掻くなというな、と言われますが、いや～同感する反面、どっちもかゆいから、どっちも掻いちゃダメとは言えないとつくづく思います。
そしてどちらも掻くと皮膚状態が悪くなるので、本来は掻いちゃダメなのもよくわかります。

アトピックスキンは毛穴が死んでいる？

よく掻き壊しているので、アトピーの人の肌は汗腺が死んでいるとか言いますが、確かにアトピックスキンの場所は汗が出にくい気がします。蚊も寄ってきにくいかもしれません。
全身がアトピックスキンなら、もしかしたら私も蚊に刺されないのかもしれません。

でも、アトピックスキンは肌の一部分です。アトピーの箇所は刺されないかもしれませんが、その周りはしっかりと刺されます。
全身アトピックスキンになると蚊に悩まされなくなるのではないかと思いますが、それはさすがにノーサンキューです。全身がかゆくて痛くて苦しむくらいなら、蚊に数か所刺された方がましです。

結論から言うと、アトピックスキンになっている場所は毛穴も掻き壊されているというのは実感として間違いないなと思います。
しかし、年月が経過してきれいになったとき、しっかりとまた蚊に刺されるようになるので、毛穴はいずれ再生するのでしょう。

悪いときは毛穴の事は忘れて皮膚状態をよくすることに集中し、蚊に刺されたら「あら、治ったのね」と思えばいいので、蚊も役に立つことはあるのかもしれません。

虫刺されだから仕方がないと言えなくなってきた昨今

私が死に至るとしたら、父と同じガンだろうと勝手に思っていましたが、最近のジカ熱・デング熱を見ていると、マラリアなど蚊が媒介する伝染病は数多くあり、日本からほぼ出ないからと言って、人間ベープの私にとって安全とはいいがたく、私が死に至るときは私の天敵「蚊」が原因なのではないだろうかと思うようになりました。
これだけ刺され続ければ、病気になるリスクが最も高い人間の一人と言えるほどです。

先日、足の裏を綺麗に洗って消毒すれば蚊に刺されにくくなるという「ガッテン」の技を覚えました。確かに刺されにくくはなりますが、ものすごく面倒くさいうえに、洗った直後しか効果がありません。
夕方外でちょっと立ち話しただけで5～6か所腫れあがる私には、扱いにくい技です。本当になんとかしないと困ったなと思っています。

我が家に蚊取り線香がやってきた

蚊に悩む私に、夫が「蚊取り線香と携帯ケース送ったから」と言いました。届いたのは、これまで見たことがない蚊取り線香と携帯ケースでした。
「森林香」と書いてありましたが、どうやら林業関係者が山に入るときにもっていく蚊取り線香で、効き目が格段に違うようです。

色も緑色とか茶色とか、最近はやりのラベンダー色のものとかと違い、がっつりピンク色で誰がどう見ても「目立つように着色しました」といった感じです。落とした時にすぐに拾えるようにという配慮でしょう。
断面が非常に太く、火をつけてみると燃えるスピードは遅くありません。しっかりと煙も出ます。

内側にとげがたくさんついているケースは、がっつり蚊取り線香をキャッチしてして離さないぞ！という意気込みが感じられます。指を挟んだら怪我しそうです。
背面はやけど予防にもなるプラスチックのカバーがついていて、中に蚊取り線香を収納できるようになっています。山の中で蚊取り線香を切らすことがないようにという配慮だと思います。

なんだか強力そうな蚊取り線香を見つめる私を見た三男が、「効きそうだけど、煙にやられないといいけど」とぽつり。
そういえば蚊取り線香を炊いて部屋中に煙を充満させて寝て、翌日声が出なくなったことがあったなあと思う私です。

強力な林業関係者向きの蚊取り線香は、臭いは穏やかで、蚊取り線香というよりは、普通の線香をともしているかのようでした。
煙はモクモク出ますが、臭いが早期になるものではありません。市販の蚊取り線香のほうがにおいがきついように思いました。

これで本当に蚊に刺されなくなるのだろうかと不安に思いながら、セットして畑に、庭に行きましたが、これが実に効きました。初めて、外で2時間以上うろちょろして一か所も刺されませんでした。
こんなことは冬～春先以外にあり得ません。夏の蚊のシーズンにはありえません。これで、蚊とはお別れできるのかもしれません。

家じゅうどこでも使えるように置いている虫刺されの薬とお別れできるのかも。
どこべーはお蔵入りにします。これから庭に出る前に足を洗わなくていいのも嬉しいです。

常にかゆみと隣り合わせのアトピー。さらにかゆみを助長する蚊とお別れできるのかもしれないと思うと、とてもうれしいです。