風邪をひくとアトピーの皮膚症状が緩和する？嘘？ほんと？

体があまり丈夫ではなかった長男は小さいころ始終熱を出していました。風邪もとてもひきやすくて、すぐ39℃の熱が出ました。

もともと丈夫な次男三男が治りかけてくるとおとなしく寝させておくのに一苦労しましたが、長男はいつもおとなしく寝ていました。

病気になるとお風呂に入れない

当たり前ですが、病気になり、高い熱が続くと汗もかくのですが、お風呂に入る訳にはいきません。
そうなると痒くなって皮膚症状も悪化するかもしれないと思うと、気が気ではありません。

無理にお風呂に入れば皮膚症状はよくなるかもしれませんが、それで命を落とすことにでもなったら本末転倒です。

医師から「風邪とかひくと、アトピーがちょっとましになるよ」と言われた

どのシチュエーションで言われたのか記憶が定かではないのですが、アトピー児の診察で定評のある主治医ではないドクターにかかったときに、「アトピーは免疫の誤反応でもあるから風邪とかひくと、免疫力が落ちてくるから、アトピーもちょっと状態がよくなるよ」と言われました。

長男が病弱だけど、そんなことあったかな？？と思いつつも、観察不足かもしれない！いいことを教えてもらった、病気のときでもいいこともあるんだとウキウキ帰宅しました。

そののち、長男が休日に39℃の熱をまただし、市民病院の救急外来に行ったところ、また主治医ではない別のベテランドクターに当たり、「始終高熱を出すし、体が弱いけれど、こういう時はアトピーが少しましになるといわれたから、それだけでもあるといいなと思う」というようなことを話したところ、「ああ、そういうことをいう先生もいるけれど、よっぽど状態が悪いか、日ごろのメンテナンスが悪い場合にはあるけれど、一般的にはそうはならないね」とばっさり。

「そういう覚えもないでしょ」とあっさり言われ、そういえばそうだけど、見逃していたのかとちょっと喜んでしまった自分の馬鹿さ加減にもさらにがっかりしました。

日ごろ免疫が誤反応を起こし続けているのならいざ知らず、そうでない場合、確かに免疫力が落ちたからと言って、誤反応が少なくなるわけではないので皮膚状態が急によくなるはずもないことに気が付かないのはおバカさんなのだと思いました。

アトピーはケースバイケース、十人十色、改めて、変な情報に踊らされないようにしようと心に誓いました。