人目が気になるお出かけ【皮膚の状態が悪いとき】皮膚は悪くても私は悪く無い！

皮膚の状態が悪い時、出かけるのが億劫になります。
ジロジロ見られることもあるし、心ないことをいう人もいます。
子供など、ダイレクトに「きたない」と言われることも。

ついつい家に引きこもりたくなりますが、外の空気を吸うことで、動くことで、明らかに気分転換ができるので、積極的に出かけるよう自分を奮い立たせたいと思います。

皮膚の状態は悪いかもしれないが、私は悪く無い！ジロジロ見るほうが悪い！

出かける前、鏡を見て、ため息を付きながらも、「大丈夫。誰も私なんて、おばさんなんだから、見ちゃいないさ！」と呪文のように言います。実際、皮膚の状態の悪い人が目に入ってしまうと、「お互い大変だね」と心のなかで思うだけ。

逆に、肌の綺麗な人がいたとしても、「あら、この人お肌きれい！」と気づけるほど、周りを見ていません。

スーパーに行けば、周りの人のお肌の状態より、売っている魚や野菜の状態のほうが気になるので、見ちゃいません。
気にし過ぎると、行動がかえって怪しくなってしまい、人目を引くことになります。

アトピーを見慣れた私がアトピーに絶句したと勘違いされたこと

かなり前のことです。シソジュースを作ろうと、近所の健康食品の店に無農薬栽培の赤しそを頼みました。届いたと連絡が来たので取りに行ったのですが、しそそのものがどこにあるのかわからないし、レジに店員さんも姿が見えません。

店内をウロウロ探していたら、注文した時にいた店員のお兄さんらしき人の後ろ姿を発見。
「すみません、赤紫蘇とりにきたんですけど」と声をかけようと大きく息を吸った瞬間、振り向いた人は全くの別人。
私は半分息を吸った状態で口を開きかけたところで止まってしまいました。

振り向いたお兄さんは、顔面がかなり角質化していわゆるムーンフェイスになっていました。息子で見慣れています。
明らかに前に会った店員のお兄さんと別人なので、言葉が出せなくなったのですが、結果として私が息を飲んだので、お兄さんは明らかにイラついていました。

すぐに、近くにいたお母さんらしき人が現れ、息子に勧めたい商品があったらしくにこやかに話しかけたのですが、イラついていて、「だから出かけたくないって言ったんだ！来たくなかった！」とお母さんにイライラをぶつけていました。

お兄さんを傷つけることになってしまったことよりも、息子のアトピーに悩んでいる私がアトピーを見て絶句するような人間だと思われたことのほうがショックでした。

今にして思えば、お兄さんの心の傷がいかに深いかということの現れなんでしょう。
私にとっても辛くて悲しくて、そして、めちゃ悔しかったです。

自分が気にするほど、誰もあなたを見ていません！

帰宅した私が一部始終を夫に話すと、「うちの息子もアトピーなんで、見慣れてますって言ってやればよかったのに」と言われました。私に背を向けてイライラを発散させている人に言い訳がましく思えて、何も言えなかったのが一番悪かったと思っています。

実際、恐ろしくイケメンだったとしても、良識があれば初対面の人をジロジロ見たりしません。同じように、良識があれば、アトピーだってジロジロ見ません。

普通にしていてくれれば一番だと思うし、自分の皮膚が悪い時でも気にする必要はないとおもいます。とはいえ、気になりますが、心のなかで、「どんだけ目立ってるつもりなんだ？」と自分に問うと、「平々凡々のこの顔で、自意識過剰ね」と思えます。

アトピーなのはなりたくてなったわけではないので、堂々としているのが一番だと思います。
気にし過ぎないことがストレスを溜めないことに繋がると思います。
どんどんでかけましょう！