「今日から俺もお泊りできます」お掃除しない次男三男VSおまけ母

週末、長男の仕事が休みの時、夫の下宿にご飯を食べに長男がやってくることがあります。

ろくな食生活をしていないため、アトピックスキンのものすごく酷いところはあまり見られないものの、お肌の調子が全体として悪い傾向にある長男は、「野菜が食べたい」というのが口癖です。

泊まらずに帰宅していた長男

こんなにでかくなった子供に「かわいいやつ！」と思うこと自体ダメ親なんでしょうが、「お母さんの料理が食べたい」ということが多いので、いそいそと料理を作りまくり、長男が来そうなタイミングのときは、いつでも何かしら作れるように食材をスタンバイしています。

たらふく食べた長男は眠くなるらしく、うとうとして横になっていますが、9時を過ぎたころ一度起こし、「帰らないともう9時だよ」というと、ぼよよんとした状態のまま、30分ほどかかる自分のアパートに戻っていきます。

よほど疲れているのか、どうやっても起きなくて、12時近くなると泊まっていくこともありますが、翌日非常に不機嫌で、朝ご飯を食べたら逃げるように帰宅していました。

次男三男が巣を作った

「俺はちゃんとします」と宣言して1か月もしないうちに、次男は自分のスペースを万年床にしました。今年で4年目なので、そのうちキノコが生えてくるんじゃないかと心配しています。
そして、「俺はああはならない、俺がちゃんとします」といった三男も、1か月もしないうちに自分のスペースを万年床にしました。

2人が住み分けしているスペースはなんだかカオスのようで、私もあまり入らないように心掛けています。

しかし、それ以外のスペースはきれいにしていると夫がとても喜ぶので、なるべくキレイにしてあげようと思っています。大体小さい子供はいないので、それほど汚れないし散らかりません。
床材が汚れが付きやすいのか、セスキ炭酸ソーダ水でふき取らないと汚れが落ちませんが、それで拭きさえすればきれいになるので、逆に管理がしやすい状態になっています。

人が生きている間、毎日髪が抜けると言いますが、実際本当のようで、髪の毛があちこちに落ちているので、それを掃除するだけでも手間がかかり、でも、さっと掃除機で吸い取るだけできれいになるので楽と言えば楽です。
こんなに髪が抜けるのなら、完全犯罪なんて絶対にありえないなとつくづく思います。

長男「今日から俺もお泊りできます」宣言

男ばかりが楽しくむさくるしく暮らしている夫の下宿に、私が時々侵入者のように割り込んでいると、「ご飯を自分で作らなくても出てくるのがいい」「洗濯物が何もしなくても戻ってくるのがいい」と次男が言います。
ですが、もともと愛想なしの三男はノーコメントで、全体として私がいても何もメリットはなく、煩わしいだけかなと思ったりすることもあります。

そんなとき、長男がまたいつものように夕食を食べに来て、「お母さんの手料理が食べたい」と可愛いコメントをしてくれるので、ウキウキします。
そして、「お母さんがいてくれるようになってから、ここもきれいになってきたから、俺もお泊りできるようになったよ」と嬉しそうに話すので、「ういやつ！」というセリフが頭を駆け巡りました。

そして、「あっちの部屋は近づけないけど」とぼそりと言います。
「俺が週末一生懸命掃除しても、追いつかなかった」と夫が嘆き、「俺はちゃんとしますって言いながら二人とも布団すらあげないし。なにが俺はああはならないだよな～」と夫があてこすります。

「前は男の巣みたいで、ほこりっぽくて痒くなるからいられなかった」と長男がボソッと告白しました。
あれほどしんどそうでも、意地でもアパートに戻っていたのはそのせいだったのかと納得してしまいました。

私がそれほどちゃんとしているわけではないのですが、人が常にいれば常にある程度の換気はされるので、ほこりっぽさがなくなるのだと思います。
私がいないときは、子どもも夫も朝から晩まで下宿にはいないので、どうしてもその間空気がよどみ、結果として何もしていないのに埃っぽくなってしまうのでしょう。

不服そうに布団を上げる次男三男

いつまで続くのかわかりませんが、とりあえず1週間は、次男三男は布団を毎朝あげて登校するようになりました。
自分スペースの床に掃除機を掛けるようになるまでどのくらいかかるのか、いつまでも掛けないのかは定かではありませんが、気管支がおかしくなる前に対処してほしいと思います。

私がいるときに手を出せばいいのでしょうが、「奴らのためにならない」と言われるのが目に見えているので、ノータッチのままです。
長男のためにも、共同生活しているメンバーのためにも、自分の体のためにも、アレルギー体質が強くてアトピーがあるのなら、最低限の掃除はやる必要があるのではないでしょうか。

悪化してから対処するのは大変です。悪化する前に、目を覚ましてほしいと思います。
勉強に、バイトに、友達付き合いに忙しいのでしょうが、だから汚部屋でいいことはないと思います。