あさイチおススメダイエットフード【そばの実】アトピーにはむかない？

NHKのあさイチで、そばの実がダイエットに、脂肪の吸収の抑制にピッタリと紹介されていました。

ソバの実といえば、そばが豊富に取れる長野県在住の人間からすると健康効果が高いのは周知の事実の一つですが、今なぜモデルさんたちに注目されているのかと思うと、いろんなものがダイエットにいいと人気が出る中、とうとうそばまで回ってきたか、という感じです。

長野県民はソバにうるさい

食用と言えばソバの実ですが、観賞用としてソバの花は見ごたえがあります。

咲いているソバの花は、一輪一輪はとても小さく、野に咲いているのではなく、もちろんソバ畑に咲いているので観光ルートではありませんが、そばの季節が来たなあとうれしくなります。

畑一面真っ白になり、品種によっては真っ赤になるところもありますが、たいていは真っ白で、ちょっとカスミソウが咲き乱れているような感じになります。

他府県生まれの私は、我慢できなくて農道に車を止めて写真撮影も時々してしまいますが、長野県民にとってアタリマエすぎる風景らしく、「バラ園にバラを見に行こう！」と誘われることはあっても、「そばの花を見に行こう！」というお誘いは受けたことがありません。

ちなみに、「リンゴの花見学ツアー」もありません。唯一あるのが「あんずの花見学ツアー」くらいでしょうか。
菜の花もきれいですが、あまり長野県民の方は興味がないようにも思います。

そうはいっても、長野の方はソバの実の方にはうるさく、新そばの季節になるとウキウキするようで、蕎麦屋さんもお替り無料になるところもあり、皆楽しみにされているようです。

体に良くてもアレルギーを起こしやすい

ソバと言えば、体にいいことよりも、アトピー・アレルギーのある方にはアレルギーを起こしやすいイメージの方が強いのではないかと思います。
どんなに体にいいといわれても、アレルギーを起こしてしまうと害悪にしかなりません。

我が家の三人息子は、いずれもある程度のそばのアレルギーがありますが、担当医曰く、「そばは血液検査で反応が出ていても、食べられるか食べられないかのどちらかしかないので、食べて大丈夫なら大丈夫。ダメならずっとダメ」と言われています。

私は恐る恐る、夫はだいじょうぶに決まっているという謎の自信のもと、子供たちに食べさせてみたところ、長男次男は食べられるけれどたいして好きではない、三男は大好物という結果が出たので、はじめて食べてから10年以上たちますが、一度も制限をかけたことがありません。

自分がアトピーというママ友が以前、
「ずっとそばが嫌いなだけだと思っていたんだけど、結納の時に茶そばを食べたら意識が遠くなってあれ～～～ってなって、救急車を呼ぶ騒ぎになったんだけど、私、そばが嫌いなんじゃなくてそばアレルギーなんだ～ってその時わかったの。それ以来、そばも扱っているうどん屋でもダメになって」
と言っていたことがあったので、息子が全員選挙権を持つようになった今でも、安心はできないと思いますが、とりあえずは大丈夫だと思っています。

アレルギー体質が強いから、アトピーだから必ずダメな食べ物とは限りませんが、ダメな人はダメな食べ物かもしれません。

ソバの実は誰でも試せるわけじゃない

とりあえず自分の体でいろいろ健康にいいといわれることを試してみて、アトピーに悩む方に実際試してみるとどうなるかをお伝えするのが使命のように思っている私であっても、ソバの実の健康効果は実感しているものの、それを毎日試すのはためらわれます。

アレルギーの起こるのを防ぐためには、同じものを毎日食べ続けるのが一番悪いので避けるべきことなのはよく知られています。
今現在美味しくそばを食べることができているのに、これをわざわざ頻食して、アレルギーを起こしやすくして食べられなくしてしまうことに何のメリットも感じられません。

同じように、アトピー・アレルギーのある方は、試してみない方がいいダイエット法ではないかと思います。
もちろん、たまに食べるのは問題ないので、たまに試す分にウェルカムですが、これから毎日ソバの実を食べてやせよう！と考えるのは、アレルギーのあの字もない方限定にすべきではないでしょうか。

気管支が弱いとそば殻の枕もダメだから

気管支が弱い方は、そば殻の枕もダメだといいます。もちろん、そば粉を扱った空気に触れるのも、同じお湯でゆでたうどんもダメかと思います。

ソバと同じラインで作られたうどんもアレルギー体質の強い方は食べない方がいいので、家族に気管支が弱い方やアレルギー体質の方がいるご家庭では、そばを毎日取り入れるのはどうかと思います。

アトピー・アレルギーがあってもソバがおいしく食べられる方にとっては、そばはたまに食べるおいしいもの、それ以上でもそれ以下でもないように思います。
試してみろと言われても試すのはやめたほうがいいので、私はやらないし、誰にも勧めたくないと思いました。