2017.08.01
花粉の季節におススメ。肌にやさしい今治タオルの布製マスク
気温が上がってきて、春めいてくると、花粉情報がTVでも盛んに報道されます。
うららかな陽気とはうらはらの花粉舞い散る季節は、アレルギーもちには憂鬱な日々でもあるので、一概には喜べなくなってきています。
冬の寒い間に温めていた、「これからお庭で何しよう?」のアイデアを実現しようにもまだ肌寒いときは二の足を踏んでしまい、花粉の季節には終わった後のくしゃみ鼻水炸裂が恐ろしいので二の足を踏んでしまい、結局躊躇してばかりでグダグダ進まなくなってしまいます。
冬の必需品だった紙マスク
紙の使い捨てマスクは、インフルエンザの季節は特に、受験生たちに風邪をうつさないためにもインフルエンザを広げないためにも必需品でした。
外で蔓延しているウイルスを体内に持ち込まないためにも、自分がかかってしまった病気のウイルスを外にまき散らさないためにも、使い捨てでポイポイと処分できる紙マスクは助かります。
マスクと言えば、小学校などの給食当番のときに子どもに持たせたガーゼの白い平面マスクが一番に頭に浮かぶものでしたが、最近は蛇腹状になっている紙のプリーツタイプが真っ先に頭に浮かびます。
ノーズワイヤーというおしゃれな名前の付いた鼻のところのソフトワイヤーが、自分の鼻にぴったりフィットして、花粉もウイルスも寄せ付けない感があるのが好きです。
薄っぺらい紙でできているので、ガード力は心もとない気もしますが、どんなに安い紙マスクでも防御率90%を超えているので、使わないよりもずっと安心感があります。
唯一の欠点はつまらないフォルム。立体感がないわけではないですが、のっぺりした感じはぬぐえません。
お隣の人でも、マスクをして歩いていると、かなり近くにならないと誰だかわかりません。顔が半分隠れてわかりにくいし、マスクの形はあまりレパートリーがありません。
私は小さいころから目が悪かったから、はっきりくっきり見えていたわけではないので、あまり視覚情報に重きを置かずに大人になりました。
コンタクトである程度くっきりと見えるようになった今も、人の顔を見分けるのが苦手です。
さらに近年老眼の登場で、以前のあんまりくっきり見えていない状態に戻り、ますます視覚情報に重きをおけず、見ているようで見ていません。
マスクで顔が半分しか見えないから、全く人の見わけがつかなくなってしまいました。
また、紙マスクが肌に触れている部分は油分が抜けやすく、全体的には自分の呼吸である程度保湿されるものの、マスクの縁の部分に当たる肌は化粧も剥げやすく、付けていて楽しい物とは言えません。
見た目に加えて、つけていて楽しくありません。
冬以外に春も必要になった
私は吸入抗原に、家族の中で唯一ある程度の耐性があります。
田舎育ちなので、花粉によるダメージの蓄積がまだ少な目で済んでいたのかもしれません。
しかし近年は、花粉が顔などにたくさんつくと痒くなったり、くしゃみが止まらなくなる時があるようになりました。
花粉症、というにはまだまだお粗末な症状ですが、何か対策をしていた方がいいのは間違いありません。
おかげで、冬以外に春にも花粉症対策用にマスクが必要になり、外出時のマスクの着用期間が延長されてしまいました。
好きではないフォルムと装着感に加えて、延々つけていなくてはいけないのが本当に面倒です。おしゃれじゃないにしても、せめて装着感は何とかならないかなと思っていました。
布製マスクに出会う
内側の布に今治タオルを使った、オシャレな外観のプリーツタイプの布製マスクがあると、TVで紹介されているのを見つけて、さっそく購入してみました。
布製でもノーズワイヤーがついているし、花粉の除去率は90%を超え、繰り返し洗って、効果もそれほど下がらないとなると、「これはぜひ試してみる必要がある!」と思ったからです。
ピンクのリボンやレースがついていたりすると、「いや、ここまでプリティーでなくても」と思うのですが、50代でもプリティーでもええやんと開き直って付けてみるしかありません。
プリティーなデザインか、迷彩柄風の柄か、どちらがいいかと言われると、プリティーのほうが許容範囲だからです。
使い心地はというと、肌全体に触れる感じがしますが、さすが今治タオル、ごわごわしません。
化粧したてでつけると口紅がべったりついてしまうことがありますが、洗うときれいに取れます。口の周りの化粧がはげはげになるかというとそうでもなく、不愉快ではない付け心地です。
ウイルス対策を考えると、冬は紙マスクのほうがいいのかもしれませんが、春先は布マスクのほうが過ごしやすいかと思いました。
ある程度汗も吸うので、口の周りがしっとりしすぎることもありません。
今日は何色にしようかな、と考えながらつけるのも楽しく、紙マスクより高価ですが、繰り返し洗って使えるのでOKのように思えます。
おしゃれかおしゃれでないかというと、マスクなのでおしゃれなはずはないのですが、紙マスクよりはかなりおしゃれです。
可愛い柄がプリントされているマスクもありますが、もっと若いならいざ知らず、50代で試してみるのはプリティーな布製マスクが限界です。
子どもも夫も、私の布製マスクを見て、全く何のコメントもありませんでした。おそらく、外から見た場合、「許容範囲」ということなのでしょう。
「コメントするほどおしゃれとは言えないが、まあええんじゃない?好きにしたら」ということだと思います。
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