石鹸シャンプーが進化した。石鹸シャンプーが使いこなせた日

石鹸のほうがシャンプーよりも肌に優しいはずなのに、石鹸でシャンプーすると脂が取れすぎるのかものすごく痒くなってしまうことがあります。

アトピーの人は私も含めて肌の脂分がもともと少ないので取れすぎてしまうのだと思いますが、肌に優しいはずなのにこの不快感。
どうにかして使いこなしたいと何度かトライしましたが、うまくいったためしがありませんでした。

医療サイトの但し書きに凹む

医療サイトに石鹸シャンプーの正しい使い方が手順から説明されています。

せっけんシャンプーで抜け毛が減る？特徴と正しい使い方

まずはしっかりとお湯で洗って汗やホコリなどを洗い流し、石鹸をよく泡立ててシャンプーし、しっかり洗い流した後、酸性のクエン酸などを溶かしたお湯でリンスしてまた洗い流すというもの。

最初のお湯洗いは、石鹸カスができにくいように、汗に含まれているミネラル成分をしっかりと洗い流すのが目的なので、ものすごく念入りにします。
いわれなくてもやっていますが、それでもうまくいかないのが石鹸シャンプーの難しいところ。

サイト内に「アトピー肌や乾燥肌の人は、脂分が少ないのにさらにしっかり洗い流されてしまうのでおすすめできない」とまで書かれているので、なんのための肌に優しいシャンプーやねんと凹んでしまいます。

石鹸を作るときに原料を加熱して作るホットプロセスと、加熱せずに作るコールドプロセスがあり、コールドプロセスのほうが天然成分由来のグリセリンなどが豊富に残るといわれています。
保湿成分の多いアレッポの石鹸やサボンドマルセイユを使うことで肌によりやさしくシャンプーができるはずですが、それでもうまくいきません。

お休みしようがどうしようがうまくいかないのが常。そうはいっても、頭以外は石鹸がとても使い心地がいいので、どうしても頭も石鹸で洗いたい！という野望がむくむく頭をもたげます。

石鹸シャンプーが進化した

同じように乾燥肌や敏感肌、アトピー肌に悩み、石鹸シャンプーをぜひぜひ使いたいという人は多いように思います。

市販のシャンプーでは頭皮や髪が傷んで仕方ないという人も多いようです。そして、同じように石鹸シャンプーの脂の取れすぎに悩んでいる。
「石鹸シャンプー」で検索したら、お仲間がごろごろ見つかります。

そんな中、改良点を見出した方を何名か発見し、目からウロコ、「すばらしい！ぜひ真似しなくては！」と希望が見えてきました。

石鹸シャンプーリターンマッチができそうな記事をいくつか見つけ、早速真似してみました。どういう技かというと、「脂が取れすぎるからあらかじめ脂を足しておく」というものです。

削った石鹸+椿油+ハチミツ+お湯の半ねり石鹸シャンプーを作っておくワザ

石鹸をおろし金で削り、少量のお湯で溶かしておいて扱いやすい石鹸シャンプーを作るのですが、その過程で椿油やはちみつを少量加えておくというもの。

椿油やハチミツは両方でも片方でもＯＫ。あらかじめ用意しておく必要があり、ちょっと面倒くさいです。
でも、泡立てやすくて使いやすいのがいいですね。石鹸は自然に分解されるので作り置きができない点が困りものです。

お湯洗いした後にハチミツパックをしてから石鹸シャンプーのワザ

「ハチミツにそんなに美肌効果があるんだ～～」と感心しきりですが・・・。

残念ですが、頭にハチミツを塗る勇気がありません。ちょっともったいないし、お風呂場にありんこがきそう？？とかいろいろ考えてしまいました。
でも、お肌にも髪にもとてもよさそうです。試してみる価値はあると思います。

お湯洗いした後に少量のオイルで頭皮マッサージしてから石鹸シャンプーのワザ

一番面倒くさくない技です。お風呂場に椿油はすでに置いてあったので、即実行可能です。しかもプラスアルファの労力が少ないです。「脂が少ないから油を足しておく」、理にかなっています。

面倒くさがり屋の私に唯一できそうな技を見つけました。前二つも非常に素晴らしいのですが、何せ面倒くさい。私にむいていない気がして、これならできると思いました。

お湯洗いした後に少量のオイルで頭皮マッサージしてから石鹸シャンプーをやってみる

方法を3つ見つけても実際にやってみたのはこれのみです。やってみて思うのは、「これ、いい！」でした。

頭の中が全く違和感なしです。髪もキシキシしません。頭皮もかゆくなりません。髪全体が一日中しっとりしています。

欠点と言えば、オイルをつけすぎると何となく油っぽい髪になってしまうこと。
リンスのときに数滴オイルを加えておいても髪全体が保湿できるそうなのでやってみましたが、油ギッシュになってしまったので、私にはむかないようです。もっと髪にも頭皮にも脂が少ない型むきではないでしょうか。

とはいえ、シャンプーする前にごく少量の油を足しておく、ただそれだけで石鹸シャンプーがものすごく快適になるとは、脂が取れすぎるから油をあらかじめ足しておく、すぐに気がついてもよさそうなことになかなか気づけなかった自分がいます。

肌の弱い人にこそ使ってほしい石鹸なのに、おすすめしきれなかった石鹸シャンプーがおすすめできるようになって本当にうれしいです。