蜜ろう・シアバターで作るハンドメイド保湿剤を作ってみる

朝、ぼんやりと観ていたNHKあさイチで、小豆島の方が地元で採れる上質のオリーブオイルにミツロウをポイポイと放り込んだものを、電子レンジでチンしてハンドメイドクリームを作っているのを見て、こんなに簡単にハンドクリームが作れるとは！とあっけにとられました。

ミツロウは健康食品を扱っているお店で購入できるとのこと。
かかとのカサカサも手指の切れもない、すべすべお肌になれると絶賛されているので、これはすぐさま真似しなければ！と思いました。

ミツロウが手に入らない

とにかく薬局を数軒回ったものの、ミツロウが手に入りません。ちょっとハイソな商品も売っているところにも行きましたが、ないものはない。

これはちょっとアヤシイ雰囲気が漂う健康食品のお店に行かなくては手に入らないのか？？と思うと、ちょっと二の足を踏んでしまいます。

私はどうしても健康食品のお店になじめません。
「健康にいい」「体の毒素を出してくれる」云々の商品があまりにも多く、「根拠はあるのか？」「毒素ってそもそも何を指すのか？」聞いても、まともな答えが返ってくるとも思えず疑問がぐるぐる頭をよぎるために近寄れません。

ネットで買えばよかった

冷静になって考えると、躍起になって探し回らなくても「ネットで買えばいいじゃないか」ということに気が付きました。

そもそもいくらくらいするものなのか、全く見当もつかないのでリサーチも必要で
す。
良質なオリーブオイルなども一緒に買えばいいけれど、夫が下宿でバカ高いオリーブオイルを愛用しているのを知っているので、今度行った時にクリーム用にちょっともらって来ようと悪だくみをしているので、とりあえずのターゲットはミツロウにしようと思いました。

ミツロウは意外と安かった

どのくらいの単位で販売されているのか、販売価格はどうなのか、ドキドキしながらネットで探すと直ちに大量にヒットし、1キロ仕様など、量がやたら多いものも混じっています。

大した量を使わないのに大量にはいらないと思い、「値段が安い」物から探して100ｇ程度の量ならワンコインで買えることが分かりました。
「意外と安いじゃん」とウキウキします。

よさげなショップに行ってみると、シアバターや各種オイルなどのクリーム作りに役立つ商品が、お試しで買ってもお財布がそれほど傷まない価格であれこれ並んでいました。

いろいろ入ったお試しキットも充実

電子レンジでチンするだけとはいえ、ぴったりの配合がよくわかりません。トライアル＆エラーするのもめんどうくさい。

お試しセットのアイコンがあったので押してみたところ、クリームやリップクリーム作成キットの他に、精製オイルお試しセット、香りをつける練り香セット、マルセイユ石鹸作成キットなどなど、面白そうなキットが並んでいました。
作り方も詳しく書かれているとのこと。ノウハウと配合付きと思えばお試しキットはとても助かります。

しかし、マルセイユ石鹸の作り方をちょっと覗いてみて、「劇薬」と恐ろし気に水酸化ナトリウムの説明がされています。
確かに水酸化ナトリウムを水に溶かすと発熱しますが、危険なのでウオーターバスで冷やしながら溶かすことと書かれていると、ちょこっと石鹸を作る程度の量で、そこまで怖がらなくても・・・と思ってしまいます。
どうせ書くなら水を先に入れないと危ないよのほうが大事な気がします。

石鹸やクリームを作るのにおすすめの容器がビーカー、絶賛販売中なのも、一抹の不安。この程度の作業にビーカーでないといけないという考え方が謎です。

ぶつぶつ言いながら大量お買い上げ

文句があるなら買わなければいいのですが、あれこれまとめて買ってしまうのが私です。
ミツロウとシアバターの単品と、バラの香り付きのクリーム「練り香キット」、リップクリームとクリームが作れるキットを購入しました。

ミツロウとシアバターは後ではまった時用です。
量産したいところですが、保存料なしのものを大量に作って腐っては元も子もないので、まずはキットで作り、そのあとでちょいちょい好きな物を作ってみようかと思います。

ビーカーはパス

学生実験みたいで懐かしいなと思いましたが、油を沸騰しないようにチンするのに、ビーカーである必要性が全く感じられないのでビーカーはパスしました。

電子レンジでチンするにはガラス瓶かいらないガラスコップで十分だと思いつつ、湯煎に掛けるにはお湯を沸かさなくても湯煎ができるIHの機能を駆使するとなると、ステンレス製の容器が必要になってきます。

容器はガラスにするかステンレスにするか、つまりは、加熱熱源を電子レンジにするかIHヒーターにするか。
100均で何かいいものがないか見に行こうと思い立ち、次の瞬間「面倒くさいから家にあるものにしよう」と思い、やめました。

量がはっきりしないので「見てから買うのが一番かな」と思いつつ、金属ケース「メンタム缶」がついているからこれの大きい方をIHにかけようかと思い、いやいや、小さすぎてIHが壊れやしないかその方が心配。

届くまでの間、悶々と考え続けるのはある意味とても楽しく、使ってもいないのにアトピーのところにぬって劇的によくなる夢想もしてしまいます。
期待しすぎると失敗するので、ほどほどに期待しつつ、届くのが待ち遠しいです。