毎日の布団の掃除機掛け【掃除機は花粉も吸い取れる？】

布団の中のダニは32万匹ともいわれています。毎日布団の掃除機掛けをすることで、アトピーの吸入抗原のひとつである布団の中に潜むダニや、ダニの死骸やフンを取り除きます。
しかし、もともとダニもダニの死骸も、目に見えるほど大きくはないので、やった前後で目に見える違いが感じられません。

春になり、花粉の季節になりました。大量の花粉が付くと目に見えて黄色くなることもあるようですが、全体から見ても、ついているのかいないのかよくわからないのが現状です。

布団の掃除機掛けで花粉は取れる？

春先に外干しした布団についた花粉は、掃除機で吸い取れるのでしょうか。結論から言うと、ある程度までは吸い取ることができます。
ゆっくりとノズルを動かして、じっくりと表面についた花粉やごみを吸い取るようにすると、かなりの量の花粉が吸いこめます。

しかしながら、布団を取り入れた時点で室内にある程度の花粉が持ち込まれてしまいます。持ち込まないようにしっかりと布団の表面を払っておくことでかなり軽減もされます。
たたくと中からホコリが出てきたり、ダニの死骸がばらばらになってかえって厄介なので、たたかないほうが無難です。

ある程度減らすように払ったとしても、表面の花粉は残ります。掃除機によっては排気が漏れるため、花粉を撒いていることになります。
表面に残った花粉がわずかであっても、アレルギー体質の強い子供の場合、必ずしも大丈夫とは言えなくなります。

春先は布団を外に干さないほうが無難

どれだけ取り除けるのかはっきりしないうえ、どうしてもいくらか残ってしまうようです。

花粉症がある人に春先のふとん干しについて尋ねたところ、花粉症が重い人は掃除機掛けしても春先布団を外干しすると家族に「ねられない！」と怒られるようです。
取り切るには限界があるので、掃除機掛けはしても、外には干さないほうが無難です。

とはいえ、布団についた花粉を全くとらないわけではないので、布団は花粉も吸い取れるといえます。
完璧と言えないからと言って、吸い取れないとしてしまうには問題があります。

アレルギー体質の強さには個人差があるので、人によってはちゃんと掃除機掛けしていさえすれば大丈夫な人もいるかと思います。
アレルギー体質の強い人はやめた方がいいですが、そうでないなら、しっかりと掃除機で吸い取ることで十分かと思います。