2016.06.07
アトピー肌に対するヒルドイドの効果と使い方
アトピーで皮膚科に行くとヒルドイドもしくはワセリン系列を処方されることが多いです。
ヒルドイドは、適当に使っているとアトピーが悪化することもあるため、使うタイミングがポイントです。
ヒルドイドとは
ヘパリン類似物質が主成分の薬です。
ヘパリンとは、保湿成分の一種で人間の臓器で作られるムコ多糖類の仲間です。
ヒルドイドは、ヘパリン類似物質が配合されている保湿剤のため、水分を閉じ込める役割や血行促進、抗炎症作用が期待されます。
他にも、血液凝固を防いだり、傷の治りを早める作用もあるため、アトピーだけでなく、皮脂欠乏症やケロイドの治療・予防、様々な外傷などにも使われる保湿剤です。
保湿効果が優れているものは、他に尿素がありますが、しみるため処方されることは少ないです。
処方されることが多いのは、ソフト軟膏タイプです。
クリームと軟膏の中間の特性を持っているため、クリームよりも肌に優しくなっています。
赤ちゃんは皮脂がなくなってしまうため、軟膏系が含まれているソフト軟膏タイプが適しています。
ヒルドイドの使用方法
保湿の効果を発揮させるためには、1日1回塗るよりも1日2回塗ったほうが効果が高まります。
また、量を少なくすると効果も少なくなるため、最大限に発揮させるためには、1日2回、たっぷり塗ることが大切です。
1日3回塗ると2回塗るよりも効果が上がるため、苦にならない場合は、試してみることです。
塗った後に乾燥する場合には、薬の使い分けができていないことがあります。
塗った後に乾燥する場合は、肌が乾燥しているのではなく炎症しているため、炎症がひどくなっているケースがあります。
悪化に注意!使用上の注意点
ヒルドイドには、抗炎症作用があるとされていますが、抗炎症作用というよりも血管を拡張することで冷えを改善し、炎症を治まるのを早めるイメージに近いため、アトピーで真っ赤になっている部分や皮膚がガサガサになっている部分に塗ると悪化することがあります。
軽微な炎症であれば、ヒルドイドで改善が見られますが、こういう場合には、血管収縮作用のあるステロイドを塗って薬の使い分けをするようにします。
大量に粉が吹いている部分も乾燥ではなく炎症を起こしているため、ステロイドが必要になります。
また、アトピーの色素沈着には効果はありません。
アトピーの色素沈着は、メラニンによる色素沈着であって、血行不良によるシミではないため、色素沈着の改善目的で塗るとがっかりします。
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