アトピー治療の最前線！？医療不信の長男が最新治療に挑んだ時

生後まもなくからアトピーと診断され、病院の治療に納得ができずに3件ほど病院を変わり、アレルギーに強いと言われる小児科で毎日のように通院したり、いろんな治療を試されたり、様々な病気にかかったりとしているうちに、すっかり医療不信に陥った長男（21）。

三才にして、「俺はもう病院になんか行かないもんね！」と言い出し、てこでも車から降りなくなり、通院を諦めた事があります。
そんな彼が独立し、上司から新しい病院を紹介されました。

アトピー治療の最前線？

上司が熱心に勧めてくれたので、長男はちょっと遠い病院まではるばる行きました。
医療不信に凝り固まっている長男なので、もしかしたら、行かないかも？！と思ったのですが、熱心に勧めてくれる気持ちがありがたかったのか、行ってみたようです。

自宅にいた頃に最終的にはアトピー治療としては、
・抗アレルギー剤を時々思い出したように飲む
 （眠くなったりするから、ほとんど飲まなかった）
・日常は濡れたまんまのワセリン塗り、ひどくなったらマイザーを塗る
・頭の中がものすごくかゆい時はリドメックスコーワローションを塗ってくれと頼む

といったかんじで、寝るとき綿の白い手袋をつけて寝るとか、掃除に余念がないとか、辛くなると空気清浄機のそばを離れないとか、自分なりに工夫して乗り越えつつ、「だめだな」という時には病院に行く感じです。

夜、息子が困ったような声で電話してきたので、治療の最前線の様子がわかりました。
新しい病院では、ステロイドの使いすぎだから、ステロイドを抜こう、ということで・・・

・ステロイドのパッチ（シール）を貼る
・お風呂に酢をいれる（弱酸性にするんだそうです）

酢の割合とか指定され、酢そのものはなんでもいいとのこと。
塗り薬はもらえなかったそうです。

「これ、やっても大丈夫なんだろうか？」と心配そうな息子。
「やったことないから、やってみないとわからない。もし合わなければやめればいいんだから、やってみたら」
合わないときは無理して続けなくてもいい、でも、もしこれで良くなるんなら、いいじゃないかと勧めました。

気管支拡張剤の貼るタイプ、よく効きます。
父が禁煙した時使った禁煙パッチ、めちゃ効いたそうです。
父のがんが末期になった時、モルヒネのパッチを使ったそうです。ステロイドのパッチ。未知の世界です。

期待できるかも？？？いやいや、この期に及んで、それはしないほうが？？
使用感を息子が報告してくれるのを心待ちにしました。

最前線治療のその後

1ヶ月しても息子からなんの連絡もないので、うっとうしがられるかもしれないと思いつつも電話しました。

「ところで、ステロイドのパッチとかお風呂のお酢とか、その後どう？」
「ああ、あれね。あの医者のいうことは信用しないことにした」
アンビリーバボー。

「それで今、どうしているの？」
「なんもやってない」
「え、ステロイド塗らなくても良くなったの？」
「いや、いつものとおりだよ。ステロイド塗ってる。あの医者に勧められたことの方をどれもやめた」

ちょっと、使用感を教えてよ、もっと詳しく！！とここまで読んでくださった方も、私自身も思うのですが、のらりくらり、息子がいうことはよくわかりません。

とにかく、最新治療は合わなかった、本人に効果が感じられ、続けたいと思わせる何かがなかったということだと思うしかありません。

今現在の息子の状態【最前線治療を投げ出したその後】

流石に手持ちのステロイドも切れ、近場の別の良さそうな病院に行くことにしたそうです。

しかし、行った先は、「一日70組しか見ない。予約もしない。で、今日は見れない」と言われたそうです。門前払い。どこでもいい、息子が満足する病院に早く巡りあって欲しいです。

今現在状態がいまいち悪いと本人は言っていますが、少し前に様子を見に行った時、仕事に張りがあるせいか、いつもより目つきもいいし、肌の状態も良さげに見えました。

とはいえ、成人のアトピーの痒みを抑えるのはステロイドでないと効かないからなんとかならないかなぁと思う毎日です。