アトピーは子供だけ・・・と思っていたら、私も発病！【成人アトピー】

子供たちもある程度大きくなり、アトピーについても自分たちでもいろんな判断や対処ができるようになり、私がやきもきすることもなくなってきたなあと思い始めた矢先、突然体中が痒くなり、いてもたってもいられない状態になりました。

考えられるきっかけは、イベントのお手伝いで火の番をした時に使われていた細身の薪。
あまりにちょうどいい太さに嫌な記憶が頭をかすめました。
子供の頃かぶれた「漆」の枝。その細さ使いやすさゆえ、薪に使ってしまいやすい傾向があること。大抵の人はなんともないのに、皮膚が弱いとひとたまりもありません。

体の中から突き上げるようにかゆい

子供がかきむしるのをみて、「血が出るまでかいちゃだめ！」といつもいっていましたが、いざ自分がなると、体の奥から痒みがつき上がってくるようで、かかずにはいられず、血が出るまでかけば痛みも出てきて、ようやく痒みが弱まるような感じでした。

これは子供がかきむしってしまうわけだと密かに感心していました。
ママ友に「ここの皮膚科はおすすめよ」と言われて行った皮膚科ではストロンゲストのステロイド剤を処方されました。とうとう私も使う時が来たかとしみじみ思いました。

ステロイド剤を塗って思ったのは、痒みがとても落ち着くけれど、効き目は意外と持続しないこと。治りきっていないし、度々塗る必要を感じました。
大人なので塗る範囲が非常に広く、小さいチューブはあっという間になくなってしまいました。

1周間ほどしかスパンが開いていなかったのですが、薬もなくなり、すぐにまた痒くなりそうなのですぐに皮膚科を受診しました。
「ほら、簡単に治ったでしょう。これで大丈夫」と私の皮膚の状態を見て、完治宣言。唖然としつつ帰宅しましたが、また痒くなり、薬もないのであっという間に前よりひどくなり、別の皮膚科に行くことにしました。

二軒目の皮膚科では、「35歳で発病するのは非常にまれですね」と言われました。普通はもっと早いとのこと。そういわれてもねぇ。

抗アレルギー剤の内服薬をもらい、ステロイド剤をもらいました。
子供が飲んでなんともなかったので、なんとも思わず抗アレルギー剤を服用しましたが、飲んだら30分もしないうちに異常に眠くなり倒れこむくらいでした。抗アレルギー剤ではなく睡眠薬じゃないかと思うほどでした。

大人ではよくあるらしいのですが、家事が滞りすぎるので、よほど調子が悪い時以外は飲まないようにしました。

結局、一年近くずるずる皮膚科には通いました。気がついたら湿疹がきえたかなぁという感じでした。

その数年後、今度はカラートリートメントにかぶれて、頭のなかがボコンボコン、湿疹だらけ汁が吹き出しかさぶただらけになってまた通いました。

当時はストレスからアトピーが再発したのだと勘違いして数ヶ月も悩みましたが、夫が「そのトリートメント、もしかして悪いんじゃないか」と言い出し、夫が使って同じようなところが赤くなったので使うのをやめたらあっという間に治りました。

たぶん私はアトピーの子どもたちよりちょっとだけ皮膚が丈夫だっただけ

私の場合は、子どもたちよりギリギリ皮膚が丈夫だったので、普段はなんともないけれど、ちょっとしたきっかけで爆発するタイプなのだと思います。

子供の頃から皮膚が弱く、合わない化粧品がたくさんありました。
原因物質を取り除けば完治は早いのですが、本当に悪い時はステロイド以外即効性はありませんでした。

子どもと違い、副作用は出にくいのですが、ステロイドでいい状態に持って行くよりも、根本原因を取り除くのが一番効果的なので、じっくり生活を見なおしてみることが大切だと思いました。