食物アレルギーがあるなら【お正月準備はお早めに！】

年賀状の準備はお早めにというCMを見るたびに、「お正月準備を急がなきゃ！」と焦り始めてしまいます。気が早いんじゃないの？と思われるかもしれませんが、食物アレルギーがある子どもがいるなら、急ぐに限ります。

卵牛乳アレルギーの長男のはじめてのお正月

長男（21）がもうすぐ1才になるという時のお正月。
当初夫と私の両実家に帰省する予定だったのですが、長男が帰省間近の年末に熱を出し、大事をとって帰省しないことになりました。何の準備もしていなかったのですが、急遽おせちも作らないと！と張り切り始めました。

食物アレルギーがあって、まだ二次加工品は全く食べられない時期にあった長男には市販のおせちは食べさせることはできません。両実家でいちいちこれは食べられませんと言い続けなくてすんで、むしろ良かったとおもいつつ、いそいそと材料の買い出しにスーパーに向かいました。

普段なら、有機食材やアレルギー対応の食材の宅配に頼んで大丈夫なものを持ってきてもらえばよいのですが、帰省するつもりだったので止めているし、年末に急に頼むことはできません。それでも日頃から食べられそうな食材は探してあるので、いつも行くスーパーを何軒かはしごすればいいやと安易に考えていました。

ところが、いつも混雑しているスーパーは激混み。当然ですね、お正月準備の真っ最中なのですから。そして、並んでいる商品のほとんどが当然の事ながら、お正月向け商品。

息子ご愛用の卵の入っていない、かまぼこがない。ちくわもない。ご丁寧に練り魚までたまごとエビが入っている。昨今一から作る人が少なくなってきているのか、（とはいえ、20年前なのに）材料がなかなか揃わない。

いやん、これも卵が入っている。卵殻カルシウム、開発した奴は誰だ！と八つ当たり。
息子ご愛用のお菓子もどこかに追いやられて見つからない……。

結局、何軒も回ってヘトヘトになりながら材料を揃え、かまぼこはなんとか手に入れた白身の魚をフードプロセッサーとすり鉢を駆使してすり身にして蒸して自作のかまぼこに仕上げました。おかげで、おせちが完成したのは日付が変わる頃でした。

早めに揃えましょう、お正月用品

お正月に食べるちょっと美味しい・ちょっと高級な食材にはたいてい何かしら卵成分が入っています。
完全除去の場合、鶏肉も食べられませんが、お正月は鶏肉の加工品も多くなっています。

高級食材が出回る前に、デイリー食材をキープしておく必要があります。
12月になる前にデイリー食材の賞味期限のチェックを始め、正月過ぎまで賞味期限があるものが出たら直ちに買い置きしておきます。

干ししいたけなど、しいたけを早めに買って、自分で干したりしました。
ちょっとだけほしいお正月に使う食材は、日持ちするものはなるべく早めに揃えておきましょう。年末には店頭から消えてしまいます。
かまぼこまで手作りするのは、しんどいです。