皮膚がかゆい！かゆみを抑える応急処置と考えられる病気

かゆみというものは我慢するのが非常に辛いものです。

日常生活に支障が出てきたり、眠れなかったりと弊害も多く、ストレスの原因にもなりかねません。

皮膚がかゆい外的原因と内的要因

そもそも皮膚がかゆい原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

まず、外的要因によって痒くなる場合があります。

敏感肌の方に多い症状で、衣服の素材がチクチクしたり、肌に合わない洗剤や化粧品などを使って湿疹が出てきてしまったりすることがあります。

金属や植物などに接触することでかゆみが生じることもあります。

そして内的要因によるものです。

食べ物アレルギーに反応したり、発汗、皮膚の乾燥、加齢によるものです。

最近ではストレスが原因で起こることもあると言われています。

塗り薬等ですぐに効果が出にくいため、治療に時間がかかってしまいがちです。

難しい！掻きむしらないように心がけるには

かゆいとついつい患部を掻きむしってしまいがちですが、それによって患部に雑菌が入ってしまい、症状が悪化することも少なくありません。

皮膚を掻きむしってしまったことによって、化膿や色素沈着を起こす場合もあります。

出来るだけきれいに早く治療するためには、かゆくても掻きむしらないように心がけることが大切です。

皮膚を掻かないようにする応急処置にはいくつかあります。

まず、患部を冷やすことです。

保冷剤などを患部に当てておくと、血管が収縮してかゆみを感じにくくなります。

その際、冷たすぎる場合にはハンカチなどで包んで調節して使用します。

かゆい範囲が広い場合は、絞ったタオルなどを当てておくようにしましょう。

風通しを良くしておくのもおすすめです。

肌が乾燥してしまうとよりかゆくなってしまいますので、保湿もポイントです。

低刺激性のクリームやワセリンなどでしっかりと肌の乾燥を予防してあげるようにしましょう。

そして大切なのは患部を清潔に保つということです。

雑菌などを防ぐためにも、患部を頻繁に触るのも控えるようにしましょう。

専門医による診察を受けることも大切

しかしこれらはあくまでも応急処置になります。

前述の通り、かゆみの原因には様々なものがありますので、素人判断で誤った処置を施してしまうと悪化してしまうこともよくあります。

市販の薬の服用にも注意が必要です。

かゆみが長期にわたっていたり、原因がいまいち特定できない場合には必ず専門医による診察を受けるようにしましょう。

ひどい場合には抗ヒスタミン剤やステロイドなどを処方されることもあります。

これらは即効性がありますが、やや強めの薬ですので、気になる方は医師と相談して処方してもらうようにしてください。