アトピーからくる肘のかゆみ改善方法

アトピー体質の方にとって辛いお悩みはなによりも肌のかゆみです。

かゆみが起こったときは我慢して掻かないようにしなくてはならないということはわかっていても、それを実行できれば悩むことなどない、というのが現実です。

肘や膝などの関節の内側にかゆみが出る悩み

掻きたい気持ちを抑えられるときもありますが、睡眠中無意識にしてしまうことや、ストレスや緊張、焦りなどの心的要因によって掻き毟ってしまったという経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

アトピー体質ならば、身体中のどの部分であっても敏感で、少しの刺激などにもすぐに反応して症状がでてしまうことがあります。

自分の髪の毛や洋服の繊維など、刺激の原因になるものはいくつも考えられますが、特に身体の中でも肘や膝など関節にあたる部分にかゆみを発症するという方は多いものです。

肘などの関節といっても、外側よりも内側にかゆみが出るのがアトピーの特徴です。

これは関節のつくりによって皮膚と皮膚が密着している状態が続くことから蒸れて自分の汗が刺激となっていることが大きな原因です。

肘の内側や膝の内側などが荒れていたり、色素沈着が見られるというのもアトピーのお悩みには多いのです。

夏場に起こるかゆみの原因

ときにはかゆみだけでなく、掻き毟ったことでただれてしまうこともあります。

傷みとかゆみで非常に非常に辛い症状ですから、できるだ掻き毟る原因となるかゆみ自体を排除した生活を心がけたいものです。

肘の内側のかゆみの原因となりうるものには、季節に応じて原因が分かれます。

夏場は半そでやノースリーブなど、肌を保護するものがない状態で過ごしていることから汗がたまりやすい状況となっている場合があります。

汗には塩分も含まれているため、アトピー体質の方にはそれも刺激になってしまうのです。

できるだけ肌を保護するように肘に下まで袖がある洋服を身に着けるか、アームカバーなどを利用すると良いでしょう。

冬場に起こるかゆみの原因

肌を洋服で覆っている冬場に起こるかゆみの原因としては、洋服の繊維が肌に合っていないということと乾燥が考えられます。

夏場もそうですが、肌に直接身に着けるものはできるだけ自然素材を選ぶと良いでしょう。

化学繊維や繊維の荒い衣服は肌への負担となり、かゆみの原因になります。

自然素材としては手に入れやすい綿が最適です。

絹も天然の繊維としては機能性に優れていますが、少し手入れがしにくいという点と、価格も高価なため揃えることは難しいと考えられるからです。

乾燥もアトピーには大敵ですから症状がでていないときは保湿剤を年中使用することが大切です。