「アトピー性皮膚炎」という、子供のコンプレックスを理解しましょう。

アトピー性皮膚炎であると、アトピー性皮膚炎にしか分からないコンプレックスが出てきます。普段、みんなが普通にしていることが、出来ないのです。塗り薬などのケアももちろん大切ですが、アトピー性皮膚炎の患者の気持ちになって、心のケアも心掛けましょう。

肌が気になり、些細なことでも躊躇・・・

普通、周りの人が何気なしに行っていることもアトピー性皮膚炎であるが上に躊躇してしまうことが多々あります。

■　ポニーテールをしたいけど、首の後ろのアトピー性皮膚炎が気になって出来なかったり
■　半そでを着たいけれども、肘のアトピー性皮膚炎が気になったり・・・。
■　ネックレスなどのオシャレも痒くなって出来なかったり
■　足の掻き傷が気になってミニスカートも履けなかったり

普段みんなが普通に行っている行動でも、アトピー性皮膚炎に人に取っては「掻き毟ったアトピー肌を露出」することはコンプレックスであり避けたいところなのです。

嫌がる気持ちを理解しましょう

子供がアトピー肌を見せることを嫌がったりためらったりした場合は、必ず理解を示してあげましょう。「これぐらいは大丈夫」「我慢しなさい」などと簡単に答えては、アトピー性皮膚炎の子供の心のやり場がありません。小さい頃は自分がアトピー性皮膚炎という意識がなく気にせずにプールには入れてたものが、次第と気になり始め、隠したくなってきます。ここは叱る場面ではなく、理解してあげる場面です。一緒になって、どうしたらコンプレックスが少しでも軽減できるか考えてあげましょう。

褒めてあげよう！

掻く回数が減ったり、保湿ケアなどマメに行ったり、子供がアトピー性皮膚炎に対して前向きに頑張っている姿を見たら、必ず褒めてあげましょう。普段、掻いているのを止められてばかりでは、いつも叱られている感情ばかりが出てきます。まずは叱るのではなく、褒めてあげることを心掛けましょう。アトピー性皮膚炎の症状が軽減されたり、乾燥肌が少しでもマシになっていたら、肌が綺麗になってきたね、と言ってあげましょう。子供の気持ちを前向きに持っていってあげることが大切です。

まとめ

塗り薬や食べ物ハウスダストなどの治療はもちろん大切ですが、アトピー性皮膚炎は心のケアもとても重要です。ストレスが原因で肌の痒みが悪化する可能性もあり、悪循環になります。アトピー性皮膚炎がコンプレックスで嫌がること、出来ないことも出てきますが、まずはその気持ちを理解してあげることから始めてみましょう。