石鹸生活のススメ【総括：皮膚には優しい石鹸生活】

子供の体を洗うのに、何を使うのが一番いいか悩んでしまいますが、私もそうでした。
とりあえず、ベビー用と書かれているか否かしか基準はありませんでした。

アトピーが悪化してくると、なおのこと悩んでしまいます。ほんとうに悪い時、わが家では石鹸生活をしました。同じように子供の湿疹に悩んだ方が実際自分の家で使っているものを送ってくれたのがそもそもの始まりでした。
 

石鹸生活を始めたきっかけ　　同じように悩んだ人がプレゼントしてくれた

何をつかっていいのかわからず色々ジプシーしていた時に、一度も面識のない方が知人を通じて私達のことを知り、固形石鹸と洗濯用粉石けんと、「自然流「せっけん」読本　森田光徳著　農文協」の本と、うちの子もほんとにこんなに悪かったんだという証拠写真もつけて送ってくれました。

そこまでしていただいたので、とにかくつかってみようということになり、送っていただいた石鹸を使ってみました。

固形石鹸で頭のてっぺんから足先まで洗う

本にも詳しく載っていたので、戸惑いつつも石鹸で全身を洗ってみました。
子供はそうではないですが、大人は石鹸で洗うと髪がキシキシします。

クエン酸を少量溶かしてリンスにします。
弱アルカリ性を酸で中和するわけです。初めてつかった時、長男が「この石鹸、きもちいいよ」と言っていました。

実際、体の湿疹の状態は格段に良くなり、特に、首から上は効果的でした。

粉石けんで衣類・靴を洗う

普通の粉の洗剤と違い、バケツに少量のぬるま湯を入れたところに粉石けんを投入してよくかき混ぜてから、シャワーでぬるま湯を入れてぶくぶく泡立つまで注ぎます。

かき混ぜるとき、息を吸い込んだりすると、呼吸困難になりかかるので、この間はいつも息を止めてやっていました。こうして作った石鹸液を洗濯機の洗濯槽に直接注ぎ込みます。

衣類が当たる部分の皮膚の湿疹の状態が目に見えてよくなりました。
靴を洗う時もこの石鹸液につけてゴシゴシ擦るやり方で洗うと、足が驚くほど綺麗になりました。

石鹸は純石鹸をしっかり泡立てて使う。しっかりすすぐこと。石鹸自身は何も入っていないのがミソ

固形石鹸も洗濯石鹸も、極力何も入っていない純石鹸のものをおすすめします。

お肌をすべすべにする成分が入っていると、保存料だの添加物だの、かえってお肌に良くないものが入っていることが多く、逆にこれがデリケートなアトピー児には合いません。

しかし、洗濯石鹸に何も入っていないと、石鹸カスはよく出るし、黄ばみやすく、汚れ落ちもいまいち。漂白剤や蛍光剤が入っていないため白さは全くアップしません。

学校で、「お前の体操服だけなんで黄色いんだ」と言い出すアホンダラが（失礼下品ですが、腹立たしいので）必ず現れてしまいます。
そんなわけで、現在わが家では洗濯には洗濯石鹸を使っていませんが、本当に悪い時には一時的にでもつかってほしいと思います。効果は絶大です。

固形石鹸は今現在も使っています。
ボディソープも一時期おいてみましたが、「俺、石鹸がいいから、自分で出した」と子供は石鹸に回帰します。
肌に優しく、油を取り過ぎないのでお勧めです。よく泡立てて優しく洗うこと、しっかりすすぐことがポイントです。