食べ物だけじゃない！子供アトピーとストレスの大きな関係

親に怒られている子供が、アトピー性皮膚炎を掻きむしっている光景、見たことありませんか？食べ物だけがアレルゲンではありません。

成人アトピーの原因に多いとされているのが『周辺環境・ストレス』ですが、子供アトピーとも深い関係があります。

ストレスと子供アトピーについて考えてみましょう。
 

ストレス＆イライラと、痒みの関係

子供のアトピー性皮膚炎の主な原因として食べ物が挙げられ、成人のアトピー性皮膚炎の原因として、ストレス、ハウスダスト等が挙げれられます。
しかし、例え子供であっても、アトピー性皮膚炎と周辺環境・ストレスとは、切っても切れない関係にあります。

良く観察してみてください。
ご飯を残したらダメだよと注意した時、無理やり宿題をさせている時、そこには、無意識に掻きむしっている子供たちがいます。
これは、アレルゲンからくる痒みではなく、イライラからくる痒みでしょう。

考えてみれば・・・楽しい時には掻いていない？

極端な例を挙げてみましょう。
例えば、東京ディズニーランドでミッキーと写真を撮っている時、大好物のお子様ランチを食べいている時、お祭りに行って夜店で金魚すくいをしている時、子供達はアトピー性皮膚炎を掻いていないはずです。

これは、アトピー性皮膚炎を掻くのを我慢しているのではなく、純粋に、痒みより楽しさが上回っているのでしょう。

そういう時には、無意識にアトピー性皮膚炎の事を忘れさせてくれるのです。

緊張が緩んだ瞬間にも痒くなる

友達の家、公園など、外出先や人前では痒くならないのに、家に帰った途端に、急に全身が痒くなったりします。

人前では、服を脱いで、背中やお尻を?きむしることは出来ません。
その反動かのように、家に帰ると、今までのことが嘘かのように、全身を掻きむしってしまいます。

これは、張っていた緊張が途切れるからです。
少しの緊張が痒みをとめ、その緊張が緩んだ瞬間、忘れていたアトピー性皮膚炎を思い出したかのように倍増し、痒くなるのです。

そうは言っても、子供とは言え、楽しいことばかりをして過ごす訳にはいきません。
子育てのために、教育のために、厳しく注意する時も必要でしょう。

ただ、怒っている時に、子供がイライラして掻き毟り、血を流す・・・このような状況になった場合は、少し冷静になってみませんか？

少し時間を置く、怒る時間を短くするなど、少し工夫してみましょう。