2015.05.23
防ごう!アトピー肌の手のひび割れ・あかぎれ対策について
アトピー性皮膚炎の体質であると、どうしても手がひび割れたり、あかぎれを起こしたりします。もともと、皮膚のバリア機能が低下しているうえ、頻繁に使う手を守ることは、日常生活では難しいです。
自分たちが日常生活で出来ることを考えていきましょう。
ひび割れ・あかぎれの原因について
手のひび割れ・あかぎれの原因は、主に肌の乾燥と血行不良からくると言われています。冬場にあかぎれを起こしやすいのは、肌が乾燥しやすく、また気温が低いために血行不良を悪化させているからと言えるでしょう。
冷え性の人は、血が通っていないように手先が冷たく、また肌がカサカサしてひび割れてきます。アトピー性皮膚炎の患者さんなら尚更です。皮膚のバリア機能が低下しているため、さらに手荒れの原因を作ってしまいます。
また、肌の乾燥と血行不良以外にも、洗剤や石鹸などの刺激も手荒れの原因となります。
予防策として
ひび割れ・あかぎれの原因から考え、まずはマメに保湿をし、肌が乾燥しないように心掛けましょう。
手は常に使っており、保湿をしても取れやすいのが悩みですが、まずは、お風呂上り、そして夜寝る前には必ず保湿クリームをたっぷり塗ることから始めてください。意外と夜寝る前の保湿を忘れてしまいがちのなのが、これはするのとしないのとでは、翌朝が全然違います。
そして、お風呂上り、夜寝る前プラス手洗いを行ったあと(水仕事をしたあと)に保湿することを徐々にクセづけていきましょう。
定期的に保湿を行うことで、手の潤い方が変わり、ひび割れ・あかぎれの予防につながります。また、手荒れがひどく痛い場合は、絆創膏などをして、傷口を守りましょう。
保湿クリームについて
市販で保湿クリームが出回っていますが、アトピー性皮膚炎の患者さんは、まずは皮膚科に相談し、指先に塗るようの薬を処方してもらいましょう。(身体に塗る薬と同じ場合もあります。)
子育て中の人は、赤ちゃんへ触れることも考え、ステロイド剤を控えるなどの対策も一緒にお医者さんに相談してみましょう。
皮膚科へ受診にいく時間がない場合は、とりあえずドラッグストアに売っているワセリンをたっぷり塗ってください。保湿効果があり、ひび割れ対策になるでしょう。
アトピー性皮膚炎の患者さんは、もともとが乾燥肌でバリア機能が低下しているため、指先がひび割れたり、アカギレを起こしたりしやすいです。
痒みがなくとも、乾燥から指先が割れてくる可能性があるので、常に保湿を行うように心掛けましょう。
定期的に保湿を行うことで、乾燥からくる手荒れを防ぐことが出来ます。
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