アトピーの人は敏感肌の上に乾燥肌。乾燥肌対策をしよう

赤ちゃんの頃の顔に出ているアトピーはじゅくじゅくして腫れているものが多いのですが、年齢を重ねていくに連れて、アトピーの人の肌はいわゆる乾燥肌で、掻き壊した場合、ベースは乾燥しているのにその上にじゅくじゅくした傷が乗り、体液が吹き出しつつも固まった状態になってきます。

掻くから水分も油分もバリアも取れてしまう

アトピーの人の肌は敏感肌の上に乾燥肌です。
日頃、意識があるときは、なるべく押さえているとはいえ、掻く行為が皮膚の表面の油分も水分もバリアも削っているのではないかと思います。もともと皮膚が弱いからアレルギー症状の矛先が肌に向かうので、敏感肌ゆえのことです。

自分の三人の子どもを振り返ってみて、どの子もアレルギー体質は決して弱くないと思います。次男が唯一アトピーではありませんが、ポテチを2枚以上食べると顔が腫れ上がります。味は好きなのにカラダの方が受け付けません。

じゃがいも全般が好物なので、おそらく酸化気味の油にアレルギーを起こしやすいのだと思います。彼はアレルギー症状はもっぱら鼻に向かいます。皮膚が、アトピーの長男次男より、かろうじてちょっぴり丈夫です。

アトピーの人は究極の敏感肌・乾燥肌だから

水分を補ってあげると、皮膚の状態はかなり潤ってきます。
傷の部分にうるおいもへったくれもない！と思われるでしょうが、悪化している時も、アトピーでない部分が全く無い人はいないと思います。

乾燥しているのにそのままにしていると外からの刺激を受けやすくなり、アトピーの部分を自ら広げることになってしまいます。
そうならないように、乾燥していると思ったら、早め早めの対策が必要です。

傷の部分に関しては、消毒とこまめなケアが必要です。
雑菌が入ると、傷が腫れて悪化するし、痒みが増します。きちんと消毒し、自分にあったケアをしましょう。

水分補給は傷以外の部分について考えます。
乾燥していないほうが痒くなる確率も低くなるし、悪くなりにくく、悪くなってからケアするよりその前のほうがケアもしやすくなります。

乾燥肌対策はひとつではない

乾燥肌対策に、刺激が少なく、自分の肌にあう化粧水などを乾いたなと思うときにさっと塗っておくのも一つの方法ですが、周りの環境を整えておくのも一つの方法です。

冬だけでなく、夏においても、エアコンを使うときは、必ず加湿するようにすると、肌の潤い感が全く違います。湿度を保つことはお肌の状態を少しでもよく保つことにつながります。

お風呂あがりの保湿も大切です。お風呂でたっぷり吸収した水分を逃がさない努力が重要だと思います。濡れたカラダにワセリンを塗ってからバスタオルを使うのを、わが家ではずっと続けています。水分を逃がさないのに効果的です。

乾いていると思ったら、どうやって水分を補給するか、自分にあった無理なく続けられる方法を探してみてください。