耳にできる湿疹の原因と対処法

耳にできる湿疹の原因はいくつかあります。

生まれつきアトピー性皮膚炎で、体質的に湿疹ができやすい人や綿棒でいじるのが趣味になっていて、ひまがあるといじっている人などは悪化させやすい人です。

対処法を考えて湿疹を根治させることが大切です。

湿疹の主な原因①

原因の一つにいじりすぎがあります。

綿棒もしくは、指で刺激を与えすぎると、皮膚の一部がはがれます。

中は皮脂腺が豊富なために分泌物がおおく、細菌繁殖しやすい状態になっています。

皮膚がはがれたところに細菌感染し、湿疹になります。

子供の場合、プールなどで汚れた水が、耳の中に入り、皮膚炎を悪化させて感染症を起こすことがあります。

ひどくなると痛みが激しくなることもあります。

湿疹の主な原因②

体にアトピー性皮膚炎のある人は耳の中にもアトピー性皮膚炎ができることがあります。

もともとアレルギー体質を持っている人はアトピー性の皮膚炎に耳の中もなりやすいので注意が必要です。

またアレルギーのためにのどの奥がかゆい人が、かゆみが拡散して耳の中までかゆく感じることがあります。

また乳幼児に多い脂漏性湿疹が原因の場合もあります。

湿疹の対処法は？

まずいじる癖をやめることです。

かゆいから、気になるから、と綿棒でいじっていては、よくなることはありません。

ステロイド軟こうが効くことがありますが、いじる癖をあらためないとくりかえしてしまいます。

掃除は専門医にまかせて自分で無理に垢をとるのはやめることが大事です。

軽症なら放置しても数日で治ることもありますが、抵抗力が落ちていると悪化してしまう場合があります。

悪化すると、深刻な事態になってしまうこともないとはいえません。

また、ステロイドのような薬を長期間自己判断でつけることも良くありません。

薬をつけること自体が刺激になってしまいます。

ステロイド軟こうを使うときは、医師の指示の元できちんときめられた期間、薬を使うことが大切です。

正しい対処法は、耳をいじらない、さわらないにつきます。

また、ヘアスプレーや美容液、白髪染めなどの染料で皮膚が炎症をおこしてしまうことがあります。

アトピー性皮膚炎などのアレルギー体質の人は、事前にパッチテストをしてからつかうほうが賢明です。

アレルギー体質の人でかゆくてたまらない人は、抗アレルギー剤の内服が効果的な場合があります。

抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤を飲むことで、症状が緩和する場合があります。