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乳児の食物アレルギーの除去食について考える【昔はやり過ぎ?】

乳児に食物アレルギーが出た場合、乳児は消化能力が非常に未発達なので、母乳の場合、日本人に卵アレルギーが多いことと、お母さんが食べたものが母乳になることから、卵関係あらゆるものをとりあえず抜けと指示されていたのは、「1990年代の古い治療法だ、やっても無駄だ、鶏卵以外の、魚卵とか、鶏肉とか、卵殻カルシウムとか、とりあえず無駄なやりすぎ」というのが現在の主流の治療法らしいことが、あちこち食物アレルギーについての医療関係者のHPに書かれているのを見つけました。

何年も完全除去をやり続けるのは確かに無駄だと思いますが、「3か月もすれば大丈夫」という記述も見られ、アレルギー体質の強い弱いもあるのにかかわらず、どこからそれが出てきたのか、非常にアヤシイと思いました。

まずは全部抜いてみないとわからない

実際問題として、まずは全部抜いてみて状態をよくする、乳児のアトピーが軽減することが一番大事ではないかと思います。

私は医療関係者ではなく、アトピー児を育てた単なる母親ですが、状態が良くなったうえで、一番関係がなさそうなものから食べてみる様子を見て、乳児が何ともなさそうならそれについては解禁し、徐々にこれも大丈夫かな?というのを増やして、除去項目を減らしていくのが一番ではないかと思います。

厳密にいうと、除去項目を減らしていくのではなく、大丈夫そうなものを増やしていく作業にほかなりません。
でも、子どもの食材を制限するのではなく、自分の食材を制限するだけなので、つらいことはつらいのですが、子どもに食べさせられないことに比べたら、実際どうということはありません。

期間がどのくらいかは人それぞれ

18才になった今も、生卵を少量でも食べると倒れる三男のような子供が、もっと消化能力が未発達だった乳幼児期と、消化能力が未熟なため、たまたま何かでアレルギーを起こしてしまったようなアレルギー体質が弱い子供と、一律同じには考えられません。

三男の場合、三か月も卵を抜けば、卵白だけ抜けばOKとは言い切れません。
卵黄だけ厳密に取り出すことが不可能であり、アレルギー体質が著しく強いから、「鶏肉は関係ない」と書かれていますが、実際問題として、4歳ごろまで鶏肉を食べるとアトピーが噴き出していた三男にはやっぱり当てはまりません。

共通抗原性を真っ向から否定しているようですが、それはアレルギー体質が弱い子供にあてはまるのであって、食物アレルギーのある子供全部に当てはめてしまうから、結局ステロイド頼り、エピペン頼りの治療法しかできないんだと言いたくなります。

抜いたままひたすら耐えようとするのが間違い

非常に厳格な除去食をずっと続けるのは、私も意味がないと思います。
何かを意識的に、しかも多種類抜き続けると、栄養は間違いなく偏りがちです。成長著しい子供に良い影響を与えません。

アレルギー体質のある子供の親は、常時「栄養が足りてないんじゃないか、栄養バランスが悪いんじゃないか」悩み続けます。
確認するすべもなく、毎日の事だし、即座に悩みの解決方法があるわけではないので、より多種類の食材を使うよう努力するしかありません。

怪しいものを全部抜いていれば、子どもはアレルギーを起こしにくくなりますが、食生活は貧困で、栄養不良の危険性が非常に高く、親子でストレス過多になるので、ひたすら耐え続けるのはよいこととは思えません。

慣らすのではなく、食べられるか確認する

毎日卵ぼーろ1個を食べさせて慣らしていくというやり方があるようですが、減感作療法も含めて、アレルギーの考え方としては、賛成できないと親として思います。

アレルゲンに対する許容量は、成長とともにどんなにアレルギー体質が強くても大きくなっていきます。毎日体にそれほど合っていないものを食べさせ続けるのは、許容量を小さくする原因になることがあります。
慣らしたからと言って、慣れるものではないので、慣らすのではなく、食べられる許容量、許容範囲を拡大するだけにとどめるべきだと思います。

卵の場合など、卵を遠く離れた、関係ないといわれる卵殻カルシウムや、鶏肉、チキンエキスなどから試してみて、大丈夫なら解禁するようにします。
食べられる量はエキスが少量入っているものから、徐々にそのものや、最終的には唐揚げたくさんまで増やしていければいいのですが、毎日増量お試しするのではなく、最低1週間は開けてお試しする方が、子どもの消化器官にも負担にならず、許容量を減らしてしまう危険性も少ないように思います。

解禁になっても、それは毎日OKの許可ではありません。体調が悪ければもともと許容量が小さいので、オーバーすることも考えられます。
同じものの頻食はアトピー・アレルギーには合わないことは、常々、何歳になろうとも忘れてはいけないと思います。

食物アレルギーが起こらないようにするのが一番大切

医師の監督のもと、毎日食べられるか検査するのはいかがなものか、と思います。
あかんと思ったら薬で押さえるから大丈夫、というのはどこか間違っていると思います。

何でもかんでもダメとするのではなく、最小限の危ないものを洗い出して食べないようにする、あるいは、食べても何ともなくなったとしても、かつて食べたら何かあったものは、毎日食べ続けないように気を付ける、というのが的確な対処法ではないでしょうか。

ケーキが食べられない、パンが食べられない、かわいそうだから一刻も早く食べられるように努力しよう、というのが本人への一番の負担になるのではないかと思います。
食べなくても生きて行けるし、無理に食べさせる必要があるのでしょうか。食べてもアレルギーのある食べ物はおいしくないので、慣れさせようと躍起になるのは、親のエゴのような気がします。

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