誤算！？予想外にウイルス性のいぼが早々に治る。

子供や夫の足の裏に何個もでき続けて、取っても取っても全くなくならずに半年以上、誰もが病院に通い続けたウイルス性のいぼ。
黒い点が足の裏にできるたびに、「あ～また行かなくちゃ～」と誰もが言い続けていました。

このウイルス性のいぼは、私にはなぜかうつらなかったので、「もしかして男限定？？」と思ったりしていました。
また、必ずと言って全員が足の裏にできていたので、足から足へとうつるのが定石だと思っていました。

なぜか私には手の指にできた

家族の誰もがウイルス性のいぼに悩まなくなってもう３年くらいになるはずなので、我が家からはこのウイルスは駆逐されたと思い込んでいました。
ですが、さすがに２年くらいの間誰か彼かの足の裏にあったので、形だけはよく覚えていて、自分の手指にできたときに同じいぼだと気が付きました。

しかし、家族誰もが全く悩まなくなって数年たって、「プールに行くわけでもなく、誰かに接触するわけでもない私が、なぜ手指にいぼができたのか？」、まるで疑問ですが、できてしまったのは仕方ありません。

かつて、3度ほどおたふくかぜにかかったことがある私。
毎年のようにおたふくかぜにかかり、「流行期でもないのに不思議ですね」と医師から毎回言われ、通常一度かかると二度とかからないはずなのに何度もかかって、同じ担任の先生に「おたふくかぜなので休みます」と言い続けるのもつらかったのをよく覚えています。

これと今回のいぼも同じパターンだ…。家族間の流行期が終わってから一人発病する…。
また何度も再発するんだろうなと、半ばあきらめながら考えていました。

「当分通ってもらうかと思います。２週間後くらいにまた来てくださいね」と言われて、半年くらいはかかると覚悟をしていたので、その分アトピー用の薬ももらえばいいやと思うことにしていました。

ですが再び病院に行った私にドクターが、「ほぼ完治していますね。これで多分終わりだと思います！」とにこやかに宣言。
「え？まだ２回目よ？？」と驚く私に、「きれいに治っていますね！」と念を押し、患部を見ると確かにきれいになっています。

いろいろ見てもらおうと思ったのに

いろいろ見てもらおうと画策していたのに、なぜかあっという間に終わってしまいました。
バラの世話で手指に刺さったとげをついでに抜いてもらう計画も、アトピーの薬をついでにもらう計画も、すべて頓挫しました。

なくて５年暮らせたのだから、これからもなくても暮らせるのでしょうが、楽をしようと思っていた矢先に出鼻をくじかれたかのようです。

確かに皮膚科に通うのは、近所とはいえ待ち時間も長く、面倒くさいものです。
早々に行かなくてもよくなったのだからよかったのだと思うべきかもしれませんが、捕らぬ狸の皮算用をしていた私にはちょっと肩透かしでした。

「俺も何度もそういわれたけれど、そのあと何度も再発したよ！」と次男が不吉なことを言います。せっかく瞬殺できたのに、また再発したら困ってしまいます。
手指だったからよかったものの、顔とか頭の中とか、変なところにできたら困り果てるので、そうならないことに越したころはありません。

今のところ、再発はしていませんが、もともと痛くもかゆくもないいぼなので、体のどこにできていたとしても不思議でないうえ、見えないところにできたらすぐに気が付ける自信がありません。

皮膚が弱いから直りが悪いと思っていたけれど

我が家の男どもはなかなかウイルス性のいぼがなくならなかったので、「これは皮膚が弱いため、ウイルスに感染しやすいに違いない」と思っていたのですが、同じように皮膚が弱い私が瞬時に治ったので、皮膚の弱さは関係ないのかもしれません。

私ができたのは右の薬指の爪の付け根で、この場所は手をそろえても小指の先すら当たらず、体の他の部位にも何かの拍子に当たることも稀です。
踏むことや足の他の部分に当ててしまったりすることが簡単にできる足の裏とは、根本的に違うように思います。

そう考えると、子供や夫のいぼが治りにくかったのはあくまで足の裏にできたからであって、手指の他の指にも当たりにくい部所にできた私は幸せだったのかもしれません。

いずれにしても、また再発することがなければと思います。
液体窒素で焼くのは痛いので好きではありません。皮膚科に行くのもそもそも好きではありません。いかずに済むのがやはり一番だと思います。

何度も再発し、一番治療に時間がかかった次男が、「そのいぼの周りはウイルスだらけだから、絶対他の部分になすったりあてたりしちゃだめだ、バンドエイドをいぼガードに貼って、周りにうつさないように！」とこんこんと言い含めてくれたため、言われてからはずっとバンドエイドを貼って他の部分に移ることのないように注意したのが、一番役立ったのではないかと思います。

早々に治って肩透かしでしたが、肩透かしでよかったと思います。