家をたびたび開けるには警備会社が必要？警備会社を選ぶ時

夫が単身赴任になり、長男次男も次々家をなはれ、三男と二人取り残されていたところ、ついに、三男に巣立ちのときが来ました。

小さいころは私の周りをまとわりついて可愛い三男だったのに、長じていくにつれて家庭内では不愛想に磨きがかかり、すぐに怒り出すわ、かわいげのない対応をするわ、一人でパソコンなどごそごそ続けて会話がないわ、いてもいなくてもおんなじじゃないかと思うことも多かったのですが…。
いざ、本当に三男もいなくなり、一人取り残されてしまうと、恐ろしいほど手持無沙汰、時間の過ぎるのが早いのか遅いのか全くタイミングがつかめない空虚な毎日が訪れ始めました。

こういう時、アトピーがどうなるかというと、悪くもならなければよくもなりません。
痒いからどうにかしようという気にもならず、小康状態を保つようです。

家を空けるにはやっぱり警備が必要？

「好きなように過ごせばよい」と夫はいうけれど、一人ポツンと予定も行くところも特にないまま残されると困り果てます。確かに身軽でどこにでも行けるし、PCさえあればインターネットはどこでもつながります。
自宅に5日間、夫の下宿に10日間といったパターンを繰り返していけば、家の内外に多数ある植物たちも枯らさずに何とか維持できるし、次男の置き土産の熱帯魚も自動えさやり器もついたことだし、何とか維持できるかと思います。

このままダラダラ一人で自宅にいると、たまに夫が帰ってくるまでの間に腐り果てるような気がします。
一人暮らし3日くらいで、もはや食事をする気力すらなくなっていくので、これでは人としての生活もままなりません。

内外の動植物はどうにかなるにしても、昨今の世間は非常に危険が一杯。10日ぶりに自宅に帰宅したら、知らない覆面の人間と鉢合わせることがないとはいえません。
家の玄関を開けたら中身が何もなかった！なんてことも重々考えられます。

そんなとき、TVでアルソックのCMを見ました。ネットでちょこちょこと検索してみると…。月々1万円かかりません。三男の役立たずだった塾よりかなり安いです。
「そうだ、留守は警備会社に守ってもらおう！」と思いました。

アルソックとセコムに見積もり依頼

夫に、「帰ってきたら刺されたじゃ話にならない。盗られて困るものはないけれど、やっぱりこわい。意外と安いから、警備会社に頼もう」というと、「アルソックとセコムに来てもらって見積もりをとれ」との指示が出ました。
それも、「もう、即来い！」といった感じです。ネットで申し込み先を探して申し込むと、本当にすぐに連絡が来ました。

セコムもアルソックも、家の図面をデジカメで写真に取り、窓枠と窓の様子を調べて回り、何をどのように置くか大体を決めて、どのくらいの月額料金がかかるか見積もりを出してくれました。
契約するのは夫なので、私にざっと要望を聞き、後日、センサーを取り付ける予定位置を書き込んだ図面と見積もりを持って夫に相談に来るという形をとりました。

私はうすらぼんやりしていますが、夫がいると、出てくる質問も現実を帯びてきます。
うちに駆け付けるまでどのくらいの時間がかかるか、最寄りの詰め所はどこら辺にあって、夜間も含めて常時動ける人間はどのくらいいるのか、見回りなどはしてくれるのかなどなど、うすらぼんやりの私には気が付けない点がたくさんあったことに気づかされました。

アルソックとセコム、どちらもセンサーのつけかたに特徴があり、一緒に協力したほうがいいのではないかと思ったりもしました。

警備会社と話を詰めていくうちに、気が楽になる

一人取り残されてぼーっとした毎日を送り、家を空けるとき、例え我が家のような盗られても困るものがないような家でも、帰ってくるとき不審者がいるのではないかという不安が付きまといます。
夫の単身赴任先に行く前は不安であり、家を出るときもやはり不安、帰ってくるときもどことなく不安が漂います。
今まで何事もなかったけれど、これからもない保証がない現在、自分のあり方にも不安を感じます。

そんな中、警備会社と自宅の警備について話をしていると、何となく肩の荷が下りたような気がしました。
「ランプとシールがあるだけでかなりの抑止力になります」とアルソックもセコムも言われ、なるほどそうだと思いました。「ランプとシールだけ欲しい」という人もあり、事実闇で売買する人もいるようです。

こんな話をしているうちに、「これからはどこか不安感と後ろめたさを感じながら出かけなくてもいいんだ」と思ったとき、小康状態だったアトピックスキンが一気にましな状態になってきたような気がしました。
やはりストレスは大きさにかかわらず、アトピーに大きく影響を与えるようです。一人で抱え込まなくてもいいという気持ちが、大切なんだなと思いました。

アルソックとセコムの両方から見積もりを取った結果、月額利用料はどちらもほぼ同じ、導入時にかかる工事費についてのみ、工事費割引キャンペーン期間中のアルソックのほうが安くなりますが、夜間の警備員の数や、家の警備の仕方などの品質面においてはセコムのほうがしっかりしていたので、セコムにお願いすることにしました。

どちらの警備会社も、「庭木の水やりサービス」とか、「庭にぐるりとセンサー張り巡らしますサービス」がないのが残念です。
我が家は息子の同級生のアイツが犯人だと当たりをつけていますが、自転車を盗まれたりいたずらされたり、勝手に開くはずのない玄関ドアが開いて誰もいないなどということが、アイツが近所からいなくなるまでしばしば起こりました。
いたずらされやすい家周りが、唯一のネックのまま残るのが残念です。