欲しかったけどもういらないレイコップ。我が家はダイソン党

布団の掃除機掛けをはじめて20年以上になります。思えばずいぶん長く毎日のようにやってきたなあとつくづく思います。

もちろん、時々さぼります。時々さぼらないと、やりたくなくなってしまうので、適宜肩の力を抜く必要があると思っているので、時々さぼるようにしています。
そうしてきたおかげで、まだ何とか続けてこられています。

布団は干さなくても掃除機はかける

我が家の掃除機掛けは、掃除のためというよりも、布団のダニやホコリを取り除くことを主目的としています。

季節の変わり目に布団を変えるとき、例えば普通の布団から肌布団に変えるときなど、しっかり干して念入りに掃除機掛けします。
しばらく使っていない布団を掃除機も掛けずにそのまま使ってしまうと、喘息の気のある長男が呼吸困難に陥ってしまうからです。

日常的にもなるべく毎日布団の掃除機掛けをします。寒冷地に住んでいると、12月の下旬～5月中旬まで布団が外に干せません。
「え？3月には干せるだろ？」と思われるかもしれませんが、冬が終わると春の花粉症の季節にそのまま突入してしまい、花粉が付くと肌トラブルや呼吸器系のトラブルを引き起こすので、花粉の季節が終わるまで布団は外には干せません。

干せないからと言って、布団の掃除機掛けをしなくてもよいのではなく、干せない分さらに布団の掃除機掛けのウエイトが高くなります。
干せない分、時々布団乾燥機を使い、特に温かくなっている面ではないところにダニが逃げ込むらしいので、その部分を特に念入りに掃除機掛けし、さらに温かくなっている面の上のホコリも取るため掃除機掛けします。

つまりは布団を干そうと干すまいと、掃除機をかけることに変わりはありません。

我が家はダイソン党

ダイソンが我が家にやってきて、10年以上になります。ダイソンは1号機は7年持ちました。
毎日毎日布団の掃除機掛けを行う我が家では、ダイソンがやってくるまで3年未満で掃除機を壊していました。
ノズルがばらばらになったり、ホースが破けたり、いろんな不具合が出ました。私の中では掃除機は家電というより消耗品の位置づけになっていました。

ダイソン第一号はセンセーショナルでした。ものすごく重い機体に、小回りが全く効かずコードも短く、騒音公害化かと思うほどうるさい。
でも、唖然とするほど吸ってくれました。明らかに居宅内のホコリが減少したと思えるほど吸ってくれました。

しかもただでは転ばないと思えるほど頑丈。7年間のうちに、高すぎる価格を十二分にペイできたと思います。
ダイソン第一号が壊れたとき、家電量販店に行ってデモ機を使ってみましたが、どれもこれも第一号よりもずっと吸わないので、買いたいとは思えませんでした。

やっぱり次もダイソンにしようと思っていたところで、レイコップを発見し、デモ機を触ってみました。レイコップは機体がとてもかっこいいですね。
家族全員の敷布団と掛布団の両面を掃除機掛けすると、ちょっと疲れるかな？と思う小さい吸い込み口と重めの機体が気になりつつも、使ってみましたが、「？？？？」と頭にひたすら疑問がよぎる吸い込み弱さがありました。

私がデモ機を使ったときには「たたき機能」はまだついていなかったと記憶していますが、紫外線は出ていました。
「何で掃除機に紫外線？」と思いました。清潔にしたいならシーツをこまめに洗えばいいのに、としか言えません。洗う暇がない、干す暇がない人にはぴったりかもしれません。

布団の掃除機掛けは、ホコリが取れたと感じられるほど実感できない達成感の乏しい作業ですが、それにしたって、レイコップの使用感は手ごたえがなさすぎます。
後で調べたら吸い込み能力はダイソンの1/10程度。お医者さんが進めてくれようが欲しいとは思えなくなりました。

現在のたたき機能についても、布団をたたくとダニが小さくバラバラになってさらに吸い込みやすくなるからたたかないほうがいいというのが定説なのに、なぜわざわざ吸い込む力が弱いのにたたくのでしょうか。
さらにいらない機能をつけて、何になるのでしょう。

夫の下宿と長男の住まいの掃除機もダイソン化

夫の下宿には後輩にもらった紙パックの掃除機が置いてありましたが、数年でダイソンのハンディタイプにとってかわられました。
長男の下宿にその後、紙パック掃除機が引っ越しましたが、彼もダイソンに切り替えました。

二人とも、「だって吸い込まないんだもん」と残念そうでした。ホコリに弱いアトピー児にとって、布団のための掃除機に吸い込み能力は必要不可欠です。
出てきたときにとても期待感が一杯だったので、レイコップには本当に肩透かしを食らった気がします。

ダイソンは掃除機としては高いと思いますが、型落ちでも十分に高機能を維持しているので、最新機種に手が出ないときは型落ちもおすすめです。
古すぎるものでも、たいていの掃除機よりは吸い込んでくれます。ただし、型が古いほうが使い勝手がより悪くなります。使い勝手が少しずつ改良されてきているからです。

「ダメだな」と思うところが満載ですが、掃除機に一番要求したいのはやっぱりしっかりと吸ってくれること。ホコリを逃さないこと、です。
この二つを両立できてこそ、アトピー・アレルギー対策になります。

普通の掃除機の選択肢とは少し違ってきてしまうアレルギー対策ですが、総アレルギー一家にとっては死活問題です。