高分子ヒアルロン酸のひみつ。低分子でなくてもお肌を潤す？

ヒアルロン酸と言えば鶏のトサカなどから抽出され、そのままでは分子量が大きすぎてお肌に吸収されないので、分子量を小さくして吸収率を高めて化粧品などに配合されているのが一般的だと思っていました。

デンカの高分子ヒアルロン酸にであう

「デンカ」と言えば、ヒョウタンを模した社章の塗料などを製造している化学工業の企業と認識していました。

ですが、バイオ技術によりヒトが生成するものに近い高分子ヒアルロン酸の製造・量産にはじめて成功し、ヒアルロン酸がたっぷりと入った化粧品の製造販売を1989年から行っているようです。

ヒアルロン酸は低分子量でないと肌から吸収されないと思っていましたが、技術者の方によると、鶏のトサカなどから抽出する場合は、低分子量のヒアルロン酸しか取れないこと、作れないから低分子量がいいと言っているだけで、実際高分子ヒアルロン酸はデンカでしか作れず、肌への浸透は低分子のヒアルロン酸の比ではないとか。

デンカコスメティックスの高分子ヒアルロン酸が豊富に含まれている基礎化粧品がいくつか販売されていて、乾燥肌用、敏感肌用、シミそばかすが気になる方用といろいろある中で、乾燥肌用のスキンローションが最もヒアルロン酸が多いとすすめてもらい、「潤　スキンローション　150ml／4000円」のもの使ってみることになりました。

お値段はやすくないのにちゃっちいボトルが残念

どれも決して安くなはいのですが、ボトルがちょっと残念なデザインで、手にした私は「これ・・・アトピーに塗ってもいいことないんじゃない？」と疑いがむくむく。
「あんたにぴったりだって」と夫が強力にプッシュするし、しぶしぶ使ってみました。

パッチテストも面倒くさかったので、ダイレクトに一番荒れている二の腕のところと肩甲骨の周りにお風呂上りにぴたぴたしました。
手触りはちょっとまったりした感じの透明な化粧水ですが、荒れたお肌に直接いきなり塗って、あら？いい感じ？？あら？？優しい感じ？？と逆に驚きました。

翌朝、化粧をするときに顔にぴたぴたしても、べとつかずしっとりします。「うそでしょう？デンカやるじゃん」と思いました。

3日ほど体中のあちこちにピタピタして満足した私は夫に、「これ、思いのほかよかった」というと、私に渡した当の夫も「え？よかったじゃん」と驚いた様子でした。

「中身いいのにボトルがダサい。だからこんなにいいのに売れない」とぶつぶつ文句を言いました。おしゃれな瓶に詰めたら売れそうなのに。ものがいいのに。とても残念です。
HPを見たら、近々リニューアルするとか。おしゃれなガラス瓶になっていたらいいな～と密かに思っています。

「ヒアルロン酸が低分子でないと肌から吸収されない」という定説が嘘だったと、わが身で実感しました。高分子ヒアルロン酸、おすすめです。