アトピーのためのシャンプーの選び方

アトピーは以前は子供の頃にかかっても体の成長と共に治るものということで一過性の病気というように思われていたのですが、近年は思春期を過ぎても治らなかったり、治ったと思っても大人になってから再発、または初めて発症してしまったということも少なくありません。

一度かかると治していくのにも時間がかかりますから、スキンケアなども一度見直していくといいでしょう。

シャンプーに選びによっても症状が悪化する

皮膚も敏感な状態になっていますし、シャンプーをするときにも気を使います。

頭自体は症状が出ていなかったとしても、洗い流すときに湿疹やかゆみが出ている部分に付着してしまってそれが原因で悪化させたりすることもあります。

きちんと洗い流せるから大丈夫だと過信せずに、これ以上アトピーの症状を進行させないように自分でも注意することが大切です。

肌全体がとても敏感な状態で、乾燥しやすくバリア機能も低下していることが多いです。

市販されているシャンプー剤は合成の界面活性剤がたっぷりと使われていることも多いですから、どんな成分が配合されているのかよく確認して添加物の量が少ないものや、無添加、無香料というようなものに変えていくだけでも肌への負担がかなり軽減されていきます。

パッケージの成分チェックは必須

フケが出たりするとそれもとても気になってしまって、フケ対策のものを選ぶこともあるでしょう。

けれどもそうした効果があるものは殺菌力が強いため、肌に必要な菌まで影響を与えてしまうことも多いですし、洗浄力も強いために肌に必要な皮脂を奪ってしまうために潤いがかなりなくなって乾燥しやすくなってしまいます。

成分などをよく確認してこれなら大丈夫と思ってシャンプーを購入したとしても、やはり使ってみると合わなかったということはよくあります。

アトピーになってしまった場合にはボトルなども小さいものを探した方が無駄にもなりませんし、いろんなものを試すことができます。

敏感肌用と書いてあっても必ずパッケージの成分はチェックしましょう。

シャンプーを購入してから気をつけること

そして使っていく際には、肌にかゆみなどの影響は出ているか、赤くなったりはしていないか、かゆみなどは出ないかどうかをチェックしていきましょう。

５～７日間使ってみて問題ないようであればそのまま継続して使っていきましょう。

アトピーですから乾燥は厳禁です。

シャンプーをする時にもよく泡立てるだけでなくしっかりと頭皮や髪の毛、体など全身に泡や洗浄剤が残っていないか確認しながら清潔な状態を保てるように使っていって下さい。