アトピー肌に対するワセリンの効果と使い方

アトピーになる原因もいろいろとありますが、その中の一つに乾燥なども挙げられます。

その為、治療の一環としても内服薬や外用薬の処方がされるだけでなく、保湿剤も一緒にもらうことがあります。

その時によく出てくるのがワセリンなのですが、これはいったい何なのだろうと思いながらも医師に言われるがままに塗っていることもあるでしょう。

これは市販されているものでもありますので、足りなくなれば購入しましょう。

ワセリンを効果的に使うには

ワセリン自体は皮膚に塗ると油膜を作って水分の蒸発を防いでくれるというとてもシンプルな働きをします。

つい多く使って塗り込んだら早く治るのだろうかと思いがちなのですが、重ね塗りなどをして厚く使ってみたとしても結局乾燥してしまったりするのです。

効果的に使っていくには、少量を薄く塗っていくことがポイントになります。

油膜を作ってくれるので水を弾いてくれますから、普段のスキンケアだけでなく、水仕事などをする前やシャンプーや石鹸などを使う前にも薄く塗っておくことで界面活性剤なども弾いてくれます。

小さな赤ちゃんや子供がアトピーになる場合もありますが、年齢を問わずに使うことが出来るのも使いやすい保湿剤として使われている理由です。

ワセリンは化粧水などとは違って肌の内部にまで浸透することはありませんから、肌の自然治癒力を高めつつ保湿もしたいという時にも効果的に使うことが出来ます。

市販のワセリンを選ぶ基準

また、市販されているものを新たに購入するときにはなるべく純度が高いものを選んでください。

大きく分けると黄色と白色とあるのですが、黄色は不純物も含有量がそれなりに多いのであまりおすすめできません。

さらにしっかりと精製をして不純物を取り除いていったのが白色なので、選ぶときにはよく確認してみましょう。

ベビー用のものもありますので、子供に使いたいと思うならこちらを利用した方が安心出来ます。

ワセリンを塗る時のコツ

塗る時にはいくつか注意があります。

アトピーであれば乾燥しやすいこともありますので、まず塗る部分を湿らせておきます。

適量取ったワセリンを手などで温めておいて柔らかくしてから肌に馴染ませていきます。

この時もアトピー肌を刺激しないように優しく塗布していくように注意して下さい。

お風呂上りの保湿に何を使ったらいいのか迷っているのであれば、ワセリンを使うといいでしょう。

あくまで肌の上にのって水分保持をしてくれるだけなので、安心して使うことが出来る保湿剤として継続して使っていきやすいのです。