抗アレルギー剤も進化する【眠くならない】もう寝てばかりじゃない

長男（22）はかなり小さいころからアトピーだったので、小児喘息もあって、様々な抗アレルギー剤を飲んでいました。
抗アレルギー剤は見ていて、効いているのか効いていないのか全く分からない状態で、「果たして効果があるんだろうか？」とたびたび疑問に思いました。

飲む前も飲んだ後もけろッとしていて、前後に全く変化がありません。
アレルギーを起こさずに済んでいるのだから良しとすべきなのでしょうが、サプリメントの隣のような印象を持ってしまいます。

子供は眠くならないが大人は眠くなる

「効いているのか効いていないのか、見ていてもよくわからない」というようなことを当時の担当医に話したことがありました。アレルギーを起こさずに済んでいるんだから、効いているんだろうと思っている、というような内容と合わせて話したように思います。

すると、そのドクターは、「子供だから何ともないんですが、大人が飲んだら強烈に眠くなるんです。僕なんか飲んだらたちどころに寝てしまいます。もう眠くて眠くて起きられない」当時、私は「ホンマかいな」と思い、帰宅して夫に話した覚えがあります。
夫も、「ふうん、そうなんだ」と言っていました。

いろいろな抗アレルギー剤が開発

息子がどんどん大きくなっていくにつれて、様々な抗アレルギー剤が現れては消えていきました。

薬として消えていくのではなく、我が家に現れては消えていくということなのですが、「コレなら効くだろう」といった感じで、効果が不十分と判断したドクターが新しい薬にどんどん処方を変えてくれるので、薬はよく変わりました。

うちの息子はダラダラ息子

大きくなった長男は、「どうしたいの！？」と聞くと、「ああ～」と答えてはっきりせず、朝起こすのに何度も呼ばねばならず、遅刻は常習のダラダラ息子になりました。
起こし疲れたという感じで、ほおっておくといつまでも寝ています。

最悪の場合、朝起きてきて、ご飯を食べて、カバンを取りに行った切り降りてこないと思ったらなぜか寝ていたということになるので、息子が学校に出かけてしまうまでは気が抜けませんでした。「どうしてお前はそんなにねぼすけなんだ！」と叫んだことも一度や二度ではありません。

息子のぐーたらぶりに手を焼いていたある時、「お母さん、この薬飲むとすんげー眠くなるんだけど、飲まないとほうがいいかな？」と息子が差し出したのは新しい抗アレルギー剤でした。昔々、担当医が言っていた「大人が飲んだらものすごく眠くなる」という言葉が頭をよぎりました。

もしかして、この息子のぐーたらぶりには抗アレルギー剤も一枚かんでいたのかもしれない、実物はもうちょっとしゃきっとしているのかも、怒ったらあかんかったかしらと心の中でちょっと反省しました。

現在、眠くならない抗アレルギー剤が開発されたという話です。
本当としたら、喜ばしいことです。

もうちょっと早く開発していてくれたら・・・と思いつつも、息子自身がある程度ぐーたらなのは事実なので、薬のせいばかりじゃないから、まあ、何にしろ、よかったなと思って、深く考えるのはやめにしました。