甘酒で健康にアトピーに効果あり！？おいしい甘酒スムージー

美容に健康にいいスーパーフードとして、最近甘酒が脚光を浴びています。
スーパーの甘酒売り場が拡大し、いろんな種類の甘酒が手に入るようになりました。
その反面、いつも誰も買っていないイメージが強かった麹売り場が欠品続きで、探すのに一苦労します。

ジュースのように素材を絞って出来上がるわけではないので、手間暇の分なのでしょう、市販の甘酒は比較的高価です。
チューハイが1缶100円以下のものがある中、甘酒は野菜ジュースのようなミニチュアサイズの缶でも100円で買えるようなことはありません。健康志向で人気があるとはいえ、ちょっと高価な飲み物です。

作ると安く手に入るけれど

実際に自分で甘酒を作るのはそう難しいことではありません。経験不足から、ベストな発酵具合がわかりにくいだけで、時間はかかるものの、作るのは簡単な飲み物だと思います。

もち米を炊いて、麹と混ぜ合わせて、時々混ぜ合わせながら保温して発酵させるだけ。
麹が一生懸命働いて、甘酒にしてくれます。

購入するのは麹ともち米だけ、電気代などは必要ですが、大してかかりません。
ジッパー付き袋に入れて冷蔵庫に入れて置けば1年くらいは保存が可能なので、ちょっと多めに作って少しずつ消費していけばいつでも飲むことができます。

普通の飲み方以外の飲み方を探る

甘酒を2～3倍のお湯で薄めて、しょうがのすりおろしを加えて飲むのが一般的な飲み方で、冬の寒いときなど本当に温まりますが、いつもいつもそれでは飽きてしまいます。

発酵が今一つ弱いまま止めてしまった甘酒などは、ちょっと甘みのあるおかゆのようなものを飲んでいる気分になります。
追加発酵してもよいのですが、発酵過多になるとほのかな酸味が出てくるので、それが嫌なのでついつい追加発酵が億劫になります。

豆乳に混ぜて飲むと「絶品！飲みやすい！」とよく言われます。
豆乳の持つ大豆イソフラボンが女性ホルモンの「エストロゲン」に似ているから、類似した作用を発揮してくれるので、女性に特におすすめと言われています。
でも、豆乳はイマイチ好きではない人が多い物。その豆乳に大さじ1杯程度の甘酒を加え混ぜると、不思議なほど飲みやすくなると評判です。

甘酒を実家の母がいつも作っていたのに、家にいつもあったのに、いえ、いつもあったからこそ今一つ好きではなかった私です。豆乳も大豆から、実家では手作りしていたので、今でも好きではない私です。
今一つ好きではないもの同士をミックスさせて、「なにができるっちゅうねん！」と言いたい気持ちでいっぱいです。

わざわざこのために成分無調整の豆乳を買ってくるのも煩わしく、買って飲んでやっぱり好きじゃないと思ったら、大して好きではない甘酒も豆乳も在庫に抱えてしまいます。
しかも、豆乳の方は冷蔵庫で1年も保存できません。

塩を加えて塩麹にして、いろいろ料理に使えばいい、肉や魚にかけて保存すると本当においしくなるといわれても、何となく気乗りがしません。
時間をかけて作って、そこまでして消費しなければいけないのか？疑問に思うからです。

どうせなら、「毎日でも使ってもいいわ！」という調理方法を思いつきたいと思います。

スムージーにプラスするとおいしかった！

りんごやミカンが今一つの味わいになってくる春先、我が家では何でもジューサーでジュースにして大量消費していました。
ところが今年は、ジューサーにりんごを1片加えたところ、内部のプラスチックが大きな音を立てたかと思うとばらばらになりました。フルーツの酸などで腐食していたのかもしれません。

結婚式の引き出物の冊子から選んでもらったものなので、今はやりのスロージューサーでもなかったから、まあ仕方がないとしか言えませんが、今一つになった果物の消費にジューサーが使えなくなってしまいました。
ミキサーでスムージーにすればいいのですが、カスが出ない分大量にできてしまうし、少量ではミキサーが回りにくいので、飽きるような気がして躊躇していました。

休みの朝、むいたりんごが大量にあまり、やっぱりスムージーにするしかないかと思ったとき、母が「甘酒はジュースを作るときに砂糖代わりに混ぜると本当に飲みやすくなる」と言っていたのを思い出し、混ぜてみることにしました。
加えるのは飲むのにイマイチな発酵がイマイチの甘酒です。ここぞとばかりに消費しようとたくらみました。

りんご1個とミカン1個に甘酒をお玉一杯加えて、豆乳ではなく牛乳を入れてミキサーを回します。出来上がりそのものはいつものミキサーで作ったスムージー。
外観上はなんの変化もありません。恐る恐る飲んでみると、すっきりとした甘さで、フルーツの味も生きています。本当に飲みやすいスムージーに仕上がっていました。

量が多くてもさらっと飲めて、パンパンにならない満腹感というか満足感もあり、おなかがすきません。
「これはいい、母の言うことは本当だった」と思い、りんごと八朔、りんごとパイナップル、りんごのみといろいろやってみましたが、どれも甘すぎず・くどすぎず、かといって、さっぱりしすぎてつまらないということもなく、おいしく味わえます。

1割程度甘酒を加えただけなのにこの飲みやすさ。もう手放せません。
イマイチになったフルーツの消費には、甘酒スムージーに限ると思いました。

アトピーに健康に、甘酒は効果があるか？

おいしく飲めて、貯蔵フルーツの消費もできるお役立ち甘酒スムージーですが、健康効果はどうでしょうか。
お肌が生き生きしてきて、アトピーを蹴散らしてくれるとか、お通じが奇跡のようによくなるとか、あるのだろうかと期待しました。

結果としては、「何も実感できない」というしかありません。
飲む点滴とまで言われるので、疲れにくくなったかというと、更年期障害と思われる「だる重感」のほうが強いような気もします。

とはいえ、余分なおやつもいらなくなるし、変な空腹感もなくなります。アトピーへの効果も、もしかしたらいずれ出てくるのかもしれません。
嫌になれずに続けられるおいしいドリンクなので、箱買いのりんごがなくなるまでは続けようかなと思っています。そうなれば、美肌効果ももしかしたら出ているかもしれません。