一人暮らしの乱れた食生活を救うのはサプリメント？【野菜が足りない】

ひとり暮らしを始めた長男は、相も変わらず乱れまくった食生活を送り続けています。
最近は「米がなくなったから送って」という連絡すら届かなくなりました。米を炊くのが面倒なのだそうです。

代わりに何を食べているのかと聞くと、「朝は冷凍うどんが楽だもん」と言っていました。
もちろん汁から作る訳でなく、同じ横着者の三男が開発したレンジでチンした後、ポン酢と鰹節と海苔でさっさと食べるラクラクメニューを続けているのだと思います。

久しぶりに会った長男は10キロやせていた

すっかり堕落した食生活を送っている長男に久しぶりに会ったら、顔が鋭くなるほど痩せてきていました。「きちんと食べなさい」と諭す以外に方法がありません。
私が作ったひじきの五目煮をどんぶりごと抱え込んでがっついていました。

「肌の状態が悪いでしょ」とすまなそうにする長男。赤いところが多くあります。でも、赤くないところは肌色というよりも青白い色。

「肌の色が悪すぎる。白通り越して青い」というと、「赤いといわれたことしかない」というので、「赤くないところが青いって言ってるの。顔色悪すぎる。病的だよ」と言ったら考え込んでいました。

しばらくして突然、「肌には亜鉛がいいっていうよね？」と聞いてきました。
「肌を再生するのに必要な微量元素らしいわ。必要量はあくまで微量なんだけど、食事からとるのも難しいらしいね。アンタが小さいころ、亜鉛の錠剤飲んでたよ」というと、妙に嬉しそうにしています。

なんだろうと思ったら、ネットで知り合ったかなり年上のお友達に、「亜鉛のサプリメントを飲むといい」「朝すっきりと目覚められる」といったアドバイスをもらったそうです。
信頼している友達の助言が的確だったのがうれしかったようです。

サプリメントより野菜を食え！

圧倒的に食物繊維もミネラル類も栄養素も足りていなそうな長男を見ていると、サプリメントを次々買う「余裕があるなら野菜の1つでも買って料理しやがれ！」と、悪態が口をついて出てきそうになります。

「サプリメントを何個も買うより、食生活を改善した方が百倍も体にいいよ」とオブラートで包んで助言するしかありません。

その後、健康診断で血圧が90-137あったようです。
「食生活がそんなだから、立派な高血圧になったんじゃないか、20代前半で！」と怒鳴り散らしたいところ、「塩分を控えて食生活を改善しなさい。立派な高血圧です」といった内容を助言するしかありません。

お金を出してあげるから料理学校に通いなさい、と言いたいのを我慢しています。

どこかに奇特な長男を拾ってくれるお嬢様がいらっしゃって、劇的に食生活を変えてくれないだろうかと思いますが、近年の未婚率と、本人もよく言う「アトピーというハンデ」に加えて、「低身長低学歴低収入」の三低が足を引っ張っています。

そんな食生活で、よくその程度の悪化で維持できているなあと感心したりしますが、早急に改善してほしいです。