玄米リジュベラックで菌活？乳酸菌を育てるには向かない納豆好き

玄米についている乳酸菌を育てて作る『玄米リジュベラック』で、豆乳を発酵させて作る『豆乳グルグルヨーグルト』なるものを作る、植物性乳酸菌を取り入れる生活を「菌活」というそうです。

無農薬玄米を材料に使うから玄米は洗わなくてもいい、玄米を水に浸けて日向においておけばOK！という記述を読んで、吐きそうになりました。

無農薬玄米は洗わなくてもいい？

無農薬玄米と書かれているからと言って、本当に無農薬かどうか怪しいものも多く、実際に無農薬だとして農薬はかかっていないのでしょうが、農薬で殺虫していない分、生きている虫の卵が付いたままです。

玄米に乳酸菌だけがついていると判断する理由がわかりません。
いろんな菌がついていて当たり前。加熱もせず洗いもせず原料に使うのが気持ち悪い。

種菌がいい加減気持ち悪いのに、「豆乳に入れて室温に放置していたら出来上がり」と言われても喜べません。

牛乳を使っていないから牛乳アレルギー持ちにいい？

「牛乳を使っていないので、牛乳アレルギーのある人も積極的に摂れます！」と言われます。

もちろん牛乳アレルギーはおこさないかと思います。ですが、大豆もアレルゲンとしては弱くありません。
味噌、醤油、納豆、豆腐などなど、身の回りの大豆製品は多いので、この上また新しいアヤシイ大豆製品をプラスアルファで摂って、過剰摂取で大豆までアウトになりかねません。

アトピーに積極的に進めていいものだとは到底思えません。

うちは納豆大好き一家

納豆菌は最強とよく言われます。我が家にはおそらく納豆菌がうようよ生息していることでしょう。熱帯魚の水槽の中にだって納豆菌アイテムを投入しています。

仮にここで私が菌活に手を染めて、素直に乳酸菌が増殖してくれるのでしょうか。
少々の乳酸菌であれば納豆菌に駆逐されてしまいそうです。

また、自慢げに言いたくはありませんが、私の殺菌消毒能力はそれほど高くないと自負しています。カビさせたり腐らせたりするのはお手の物です。
玄米をきれいと思われるまでしっかりと洗い上げたうえで、それを用いて種菌を作ったとして、どの程度乳酸菌を増殖させられるのか全く分かりません。調べる方法もわかりません。

細菌の研究施設に就職できない納豆好き一家は、乳酸菌を自分で育てる「菌活」には最も向かない一家なのではないだろうかと思います。
同じ菌活なら、納豆菌で菌活したいです。