こどもがアトピーのとき【三白、絶ってる？】必ず聞かれる謎

食べ物の『三白』について、絶っているかどうか、子どもがアトピーだというとよく聞かれます。いいえというと、だから悪いのよ、という顔をされます。
「三白って何？」と聞こうものならあきれた顔をされます。

三白を知っていても、やめると何がどのくらい改善されるのか不明

藁をもつかむ気持ちでいるときは、容易に改善できることなら何でもやってみるので、三白を絶つのは造作ものないことです。

『三白』とは、白米・白砂糖・精製塩の三つをさすことが多く、白く精製している米・砂糖・塩を言います。これらを取ると体にどんなに悪影響があるのか、延々と述べられたサイトもたくさん見ることができます。

しかしながら、取らなかったらどれほど改善されるか、例えばたちまちに皮膚症状がよくなるかというと、個人差もあることですが、聞いたことがありません。

白米については、潜水艦の乗組員が玄米食にかえたら脚気が治ったという戦前の話をよく聞きますが、極端な例の一つだと思います。

米・砂糖・精製塩それぞれの状況

＜米の場合＞
実際問題として、米は標準で精米していますが、胚芽がある程度残っています。
酒米でもない限り、全く胚芽がない状態まで精米されている米のほうが珍しいように思います。

現在食べている米はほとんど農薬を使っていないので、玄米で食べてもおいしいし、食べることもありますが、一般栽培の玄米の場合、残留農薬の事もあるし、流通量がすくないことからも、誰でもホイホイ食べられない現状があります。　

＜砂糖の場合＞
黒砂糖や粗糖、三温糖など、白砂糖でない砂糖を手に入れるのは容易です。

一番悪いと思われるのはグラニュー糖でしょうが、お菓子を作るときに製菓用の微細グラニュー糖を使わないとなると、仕上がりがかなり悪くなってしまいます。

市販品のほとんどが白砂糖でできているのでしょうし、『黒糖入り』はあっても、『黒糖のみ使用』はごくわずかです。

＜精製塩の場合＞
こちらは、体にいいか悪いかは別として、ダイレクトに辛くて好んで使おうとは思えません。
体にいい悪い以前の商品です。
かつて専売法でこれしか使えなかった時代はひどかったと今でも思います。

どんなに悪いか、ではなく、やめるとどんなにいいかを伝えてほしい

人にものを勧めるときに、脅すようにこんなに悪いといわれると非常に不愉快です。

どうせなら、やめるとこんなにいいよと言っていくれるとそれじゃあそうしようかなと思えるのに、なぜか、やめないと人間やめることになるよと言わんばかりです。

おすすめしてくれるなら、こんなにいいよ、にしてほしいと思います。
三白は、絶つよりも、ときどき三白以外を取り入れることをお勧めしてほしいなと思います。