2018.04.18
アトピー児の食育では大切「食べることは楽しい」とわかってもらうこと
アトピーと食物アレルギーはイコールではありませんが、乳幼児のアトピーのほとんどが食物アレルギーを持っていると思います。
成長とともに食べられるものが多くなって制限される食物が減っていくものの、中には減らないものもあるし、アトピーの人で大人になっても食べられないものがあることは、珍しいことではないように思います。
果物アレルギーは進行する?
果物にはヒスタミン様の成分が含まれていることが多く、仮性アレルゲンということはよく言われており、自分自身を振り返ってみても、桃を食べたときに口がかゆくなることもあるし、山芋が古いととんでもないです。
かゆくなる成分があって、体がアレルギーを起こしているのと勘違いすることは、ありうるだろうとよくわかります。
アトピーが悪いとき、アレルギーも起こしやすい状態になっているので、仮性アレルゲンを食べて違和感を感じてしまうことも起こりやすいのではないでしょうか。
あまり月齢の小さいときから果汁や果物を与えていると、大人になってから果物が食べられなくなることがあり、アメリカ人に多く見られると長男が小さい頃に聞きました。
そのため、果物は与えやすいのでつい与えてしまいがちだけれど、我が家では与えるのは生後6か月を過ぎてからにしようと次男三男は与えるのを先延ばしにしましたが、そんなことは知らなかった長男は生後3カ月にならないうちに薄めた果汁を風呂上がりの飲ませたのが最初だったと思います。
アトピーで食事制限がしっかりあったので、果物は積極的に食べさせていましたが、これもマイナスだったと思っています。
子供の頃、好きでよく食べていたイチゴもサクランボもリンゴもブドウも、十代後半から全く食べなくなり、今や加熱済みフルーツ&果汁しか受け付けません。口の中が違和感でいっぱいになり、喉が詰まりそうになるそうで、次男三男には全く見られない症状なので、自分の勇み足が作ったアレルギーだと思うと、罪悪感が募ります。
アレルギーを起こさなくなりにくい食べ物もある?
そばアレルギーの人が突然そばを食べられるようになることはなく、そばとうどん両方を出す店には行けないし、そば殻の枕でも呼吸困難になりかけるといいます。
幼少時、卵や牛乳に激しいアレルギーを起こしていた子供も、ある程度大きくなったらなんともなくなることも多い反面、いくつになってもダメな場合もあり、食べられるようになる時期も、どこまでなら食べられるようになるかも程度の差があるように思います。
無理して慣らしたら慣れるようなものでもなく、キウイやマンゴーなど、人によっては食べると倒れる危険性もあるものもあって、遠ざけておく以外にすべがないものもあります。
アレルギーを起こすと似た雰囲気のものを食べたくなくなる
子供が食べられないものを置いておかないようにしていても、他の子供が食べているものをおいしそうに思えて口にしてしまうなど、誤飲事故は気を付けていても起こりやすくなります。体調が悪いと、いつもは何でもないものでもアレルギーを起こすこともあります。
何かを口にして、結界が切れたかのようにどっと激しいアレルギーを起こしてしまった時、あれよあれよといううちに顔がはれて吐いて倒れそうになる子供を見て親は真っ青になりますが、それ以上に当の本人に与える心理的なダメージは大きいようです。
三男が次男の食べていたサンドイッチを横からとって一口かじって倒れかけ、救急車を呼ぼうかどうかおろおろしたことがありますが、それから5年以上、進学前の小さい三男なのに白っぽいものを食べさせるのが非常に困難でした。
白い赤ちゃんせんべいすら怖がり、頑として口を開けません。
三男がアレルギーを起こしたのは、マヨネーズが一番ダイレクトに効いたのではないかと思うのですが、本人にとって、白っぽい平らなものは危険に感じられ、小さな子供だからこそ、似た雰囲気の白いものが余計怖かったのではないかと思います。
食べることの楽しみを知って欲しい
ひどい食物アレルギーを起こしたことのある子どもは、珍しいもの、親が苦労して作ったものは、喜ばない傾向にあるように思います。
食べてみないとわからないものについては、初めはごく少量口にしてみて、大丈夫とわかってから食べる癖が身についていくようです。
良かれと思ったり、体質改善になると思って親があれこれ工夫するのがおそらくプレッシャーになっているのか、親が手をかけて作ったと思しき物には危険が潜んでいると心のどこかで感じ取っているのかもしれません。
「ナニコレ?」と思うような珍しいものを食べてみたいと思わない、冒険心を失わせるほどのダメージを背負っているのだと思います。
食物アレルギーがあると、いつまたひどい食物アレルギーで死にそうな目に合うのかわかったものではないという思いが、食べることの楽しみをかなりの部分減らしてしまっているのではないでしょうか。
アトピーは死に至らない病とはいえ、つらく、終わりが見えない病気です。
ゴールの見えない病気だからこそ、病気に負けないで元気に生きていくには楽しいこと、面白いことは一杯必要ですね。
子供に食物アレルギーがあると、アレルギーを起こすかどうかが心配で食事を食べさせるとき毎回神経をすり減らしてしまいますが、「おいしいね!」「楽しいね!」という気持ちが持てるような雰囲気作りが欠かせません。
私自身、子供の食物アレルギーに神経をとがらせすぎて、なかなか「食事は楽しい」ことを伝えられてこられなかった時代が長くあったと思います。
今、子供のアトピーや食物アレルギーに悩んでいる人が、私と同じ失敗をしているのに気付いたなら、今からでも食べることの楽しさを伝えることを始めてほしいと思います。
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