カレーのコクを出すのに牛乳が使えない【牛乳アレルギーでも、コクはほしい！】

子供の大好きなカレー。回転食の考え方からすると、ダメなんだけれど、毎日でも食べたいと思う子供が多いメニューですね。

牛乳アレルギーがあると、このカレーも曲者。コクを出すためにチーズも牛乳もヨーグルトも使えない。ブイヨンも、チキンエキスとかビーフエキスとか、食べられるようになっているか否かで、創意工夫が必要です。

三男が小さかった頃【使える食材がかなり限定されている時】

市販のカレールーがそもそも食べられそうになかったし、カレー粉なら行けそうだと思った時、ビーフエキスもチキンエキスも食べられそうになかったので、【カレーもどき】と名付けたカレーのようなものを食べさせていました。

【カレーもどき】

材料

• 食べられるごはん類
• 食べられる出汁素材（宗田鰹節か昆布ならいけた）
• 食べられる根菜
• 食べられる肉類（鹿と豚・イノシシならいけた。調子が良ければうさぎもいけた）
• 手製のカレー粉（香辛料のみを自分でブレンドし、煎って熟成させたもの）
• 塩
• 食べられるケチャップないし、自分で作ったトマトソース

作り方

1. 根菜をサイコロ状に切る。
2. 鍋に水と?と出汁素材を入れて、火にかける。先に出汁素材は水に数時間つけておいたほうが出汁が出やすい。
3. 根菜が柔らかくなってきたら、出汁素材を取り出し、肉類をいれ、十分に加熱する。
4. 塩とカレー粉、ケチャップを入れて味をととのえる。どろどろ感が欲しい場合、食べられるデンプン素材を水に溶いたものを入れる。とろみが付いたら火を止める。
5. ごはん類に掛けて食べる。

もう少し大きくなって、ブイヨンとか大丈夫だけど、乳製品がまだダメな頃

市販のカレールーくらいならいけるのですが、牛乳やチーズを投入するのはちょっとという時、投入する前にダメな子の分を多めに別の鍋に取り（余っても困らないが、足りないと困るから、絶対多めに取る）、【ココナッツミルク】を投入しました。

意外と、随分と早くから、ココナッツミルクはうちの子供はいけました。
人によります。ココナッツミルクもダメそうなときは、大豆で作った粉ミルク【ボンラクト】をコク出しに使いました。

ココナッツミルクにしてもボンラクトにしても、ダメそうなときは、取り分けた分を更に分けておき、コクを足していないものを多めに残しておきます。ダメそうなときは残しておいた分を食べさせ、大丈夫ならまた投入して調整します。

食べてみないとわからないし、食べて合わなければ、コクなんてなくったって構わない。
アレルギーを起こすより、コクがなくたって絶対マシです。

昨今ダイエットに流行りのココナッツオイル。
精製度合いの高いココナッツミルクみたいに感じましたが、ココナッツミルクすら入手に困難だった時代。手に入らなかったので使ったことはありません。パウダー状のココナッツミルクのほうが入手が楽でした。

コク出しとしてためしてみるのであれば、どっちでもええんじゃないかと思います。
どっちにしろ、ダメだった場合、どっちもだめでしょう。大丈夫なら、それを使う、ダメなら使わない、ずっと先に使うかもしれないけれど、今は使えないと状態をみて、試してみれば良いのではないかと思います。

試されるのはアレルギー体質の人なので

いずれにせよ、トライアルにさらされるのは食物アレルギーのある子供。
怖いアナフラキシーショックも絶対に起こらないという保証はありません。

ここまで大丈夫なら、これも行けるかもしれない。そんなことを考えながら食べられるものを増やしていくしかありません。一足飛びには増えないので、焦らずコツコツ。

子供の負担にならないよう、でも、チャレンジする気持ちも持ってほしいから、楽しい笑顔で「新メニューなんだよ、どう？」なんて聞きながら、実は（バレてるだろうけど）鬼気迫る感じで観察しているんですが「んー、これはこれで、おいしいよ！」とか、「なんか変な味がする」とか、子供とともに模索しました。

その時その時に合ったものを、親子で模索していく、幅を広げる努力を続けることが重要だと思います。