子どもがアトピーだったから【湿疹を見慣れすぎ】伝染病をみのがした

こどもが三人いても、その子どものうち二人がアトピーであって、治そうと努力していても、随所に失敗はつきものだと思います。
始終どこか湿疹が出たり腫れたりしているので、見慣れすぎており、だんだんいろんなことにキャパシティばかり大きくなっていったように思います。

アトピーには誰よりも詳しくても、伝染病には詳しくならないと通関した出来事でした。

ヘルペスを見逃す

世の中にヘルペスを見逃す間抜けな親などいないと思うのですが、私は長男のヘルペスを見逃しました。多少、ひどくなった水疱瘡に似ているなとは思いましたが、いつもよりアトピーがちょーっとひどいところが多くなっただけだと思っていました。

「痛い。それに、これ、ひどい。絶対変だ！」
長男が胸のあたりの湿疹群を見せてアピールしていました。
「そうかなぁ、ちょっとだけ、ひどいだけなんじゃないの？」とノラクラする私に、「明らかに変だ！痛すぎる！」と長男が主張し、あまりにうるさいので、根負けして、しぶしぶ予約日でもないのに行きつけの病院に行きました。

「ヘルペスです！」見るなりドクターがキッパリ言い切りました。
「かなり範囲が広いですね」とちくり。放置しようと新手のアトピーだと思ったとはいえませんでした。

麻疹を見逃す

三男が熱を出しました。いつもちっともじっとしていない三男が、ぐったりしています。
くしくも発熱したのが土曜日。

長男が40℃の熱を出し、市民病院の救急外来に連れて行き、2時間も待たされた挙句、インターンか？と思うような若いドクターに「アレルギーがあるから、薬は出せません」と帰らされた事件から1年もたっていなかったので、脱水症状を起こさないよう気をつけながら、ただ寝させていました。

日曜の夜、三男の熱が下がり、急に楽になったらしく、起きだした三男がウキウキしています。良かったね！と思ったのもつかの間、数時間後また熱がでてきて、今度はぐったりしています。

汗をかいていたのでパジャマを着替えさせようとしたところ、お腹周りに湿疹がパラパラ出ています。見たことのない、新しいアトピーだと思いました。性懲りもありません。

月曜の朝、三男をようやく病院に連れて行きました。
受付の小児科の看護師さんが三男を見るなり、「はしかじゃないの！」と叫びました。
「え～アトピーです～」という私に、「たぶんはしかよ！」とキッパリ。

医師の診断も、「麻疹です」と即断です。
新手のアトピーではありませんでした。

「手遅れで死なせるところだった」という私に、「大丈夫、脱水症状に気をつけていたら、今時麻疹では手遅れにはなりません」とはげまされました。

湿疹見慣れ過ぎに要注意

むやみな過信、むやみにアトピーに慣れ過ぎるもの問題だと思います。
こんな失敗をするのはきっと私だけでしょうが、見慣れない湿疹は新手のアトピーじゃありません。見慣れない湿疹は要注意です。