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アレルギー体質の強い子供の保育園入園は越えないといけない特別なハードルもある

長男は定員に余裕のある保育園に3年間通いました。
内職しかしていなくても、この時代は余裕のある保育園なら楽に入ることが可能でした。都心部でもない地方であったことも入りやすい要因だったと思います。

長男の保育園入園当初の除去食

除去食を常に行っていたのですが、長男のときは食物の抗原度も知らなかったため、後で考えると抗原度の高いものも平気で与えてしまい、調子が悪くなってしまうことが離乳期でもよくありました。
そうこうしているうちに長男は、私の作ったものは怪しいものも入っていると思い込み、あまり何も食べたがらない子供に育っていました。

保育園は園内で給食を作っていて除去食にも対応していて、「食の細い息子に私が作ったもの以外のものを食べさせてあげたい、それなら食べるようになるのではないか」との思いがあって保育園を選びました。
幼稚園に比べて園内にいる時間が長いことや、自宅から最も近いことなども利点ではありましたが、決め手というわけではありませんでした。

長男は入園当初、卵牛乳の除去食をしていましたが、卵殻カルシウムといった多少の卵成分などは入っていても食べられるようにはなっていたので、誤飲事故の確率も完全除去のころよりは少なくなっているでしょうし、魚は白身魚以外はほとんど食べられませんでしたが、彼の分だけ別に用意する対応が可能でした。

三男は別の保育園に申込書類を出すのを数回は断られた

困った

次男が年中さんになるとき転居に伴い転園し、次男の卒園と入れ替わりに三男が保育園に入園することになるので入園手続きを行おうとしたところ、「当園は定員いっぱいのマンモス園なので、アレルギー体質の強い子供はお断りしてる。代わりに余裕のあるこちらの園に入られたらいかがか」といって、自宅から車で1時間かかるような山間部にある、園児の数が各学年で5人程度しかいない奥地の園を勧められました。

子どもが三人おり、長男次男が校区の小学校にお世話になっているのに、どうしてそんな遠隔地の保育園に毎日送迎しなくてはいけないのでしょうか。確かに保育園としては十分に子供に手をかけられるでしょうが、毎日送迎に2時間を費やす必要性がなぜあるのでしょう。

手作りのバターや牛乳がたっぷり使っているパンが出されるし、当園のカレーはバターをたっぷり使ったハンドメイドのルーを使っているし、などなど、「給食が食べられないでしょ」と言わんばかりの説明が続きます。
「お母さんが手作りの品を持ち込まれるのは最も困ります」とも付け加え、「お弁当とか、メニューによく似た食べ物を持ち込むとか、困ります」といいます。

「万一食中毒になって他の子どもに感染すると困ります。持ち込むとしても市販品のレトルト食品以外は一切受け付けません」とのお達しです。
当時、O-157の食中毒が蔓延した頃なので、人を病原菌扱いするのか!と怒ってもいいところですが、園が神経質になる気持ちもわからなくはないので、「市販品のみを持ち込みます。無理な場合は給食なしで帰宅させます」と頼み込んで、ようやく書類は受理してもらえました。

保育園の欺瞞

対応できなかった場合や不測の事態が起こったときは転園してもらうと釘もさされました。
当時有機野菜の宅配を取っていたので、その関連団体のアトピー対応の食材も定期的に購入できたので、メニューに沿ってアレルギー対応食品の加工品を多く購入して持たせることが可能でした。

3才になって小麦粉は何とか食べられるようになったのですが、バターや牛乳たっぷりのパンは難しかったので、パンの納入業者を教えてもらい、どういうパンを納入しているのか聞いてみて、パンについてもアレルギー対応の加工品を持たせようかと思いました。
すると「アレルギー向けの乳製品を抜いたパンも別個に納入している」とパンを納入しているというパン屋さんはきっぱりと言い切り、「今現在もちゃんと別個に納入している」と念を押すように言い、「どこの保育園か?」と聞かれるので答えたところ、表を確認して、「間違いなくそこも納入している。事前に申し込んでおけば別に用意しなくていいよ」と言ってくれました。

バターをたっぷり使ったハンドメイドルーと言っていたので、カレーのときは市販の食べられるレトルトカレーを持たせていました。
しかし半年ほどしてから、持たせたカレールーを見て「園で出しているのと同じものです。バターも加えていません」と担任の先生が言い出し、実は市販の普通のルーを使っていることがわかりました。
嘘で塗り固めて、あの手この手であきらめさせようと思っていたようです。

実際問題として、入園後半月ほどは給食の前に迎えに行っていました。まだほかの園児がなじんでいないので対応しにくいといわれたからで、きちんと迎えに行ったこともあって追い出されることがなかったようです。
フルタイムで働こうとしている人であったなら、対応できなかったのではないかと思います。

がんばってよかった

実際に上の子が同じ保育園に通っていて、下の子がアレルギー体質が強いため、我が家と同じように断られ、1時間もかかる園に下の子だけを本当に入れた方がいました。
のちに彼女は我が家がどう対応したのか詳しく聞きたがったので詳しく教えてあげて、翌年には上の子どもと同じ保育園に通えるようになったようです。

そのころには我が家は他県に転居していましたが、保育園から電話があって「あの時に持たせていたレトルトカレーのメーカーや購入先を教えてほしい」と言ってきました。
正直言って「どの面下げて聞いてきているんだ、恥を知れ」と言ってやりたいところでしたが、これから入園を希望するアレルギー児のためになると思って、取り寄せの必要なメーカーと、普通のスーパーでも買える卵や牛乳成分が入っていないルーを教えました。

アレルギー児の保育園入園は単に定員オーバー以外の高いハードルがあります。
わが子を育てている場合でも対応が多岐にわたるのに、大勢の子どもを見ている保育園が二の足を踏むのは当然かもしれませんが、ワーキングマザーからしてみれば冗談じゃありません。昨今入園が難しいだけに、がんばってほしいと思います。

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