アトピーの子供を連れての里帰り【わが家の必需品三点セット】空気清浄機　掃除機　洗濯＆固形石鹸

夫と私の両方の実家から遠く離れて暮らしていると、大型連休には必ずと言っていいほど子どもを連れて帰省することになります。

日帰りで、ちょっとおばあちゃんちまで、なら心配することはないのですが、1周間以上自宅以外のところで過ごすのはアトピー児には辛いものがあります。

除去食をしている時の里帰り

卵牛乳などの完全除去食をしているとき、実家に帰っても気が休まる時がありません。息子が悪化しないかじっくり観察している暇もありません。

「小さい子どもの世話がしたい」おじいちゃんおばあちゃんにアナフラキシーショックの説明をするのはほとほと骨が折れます。「赤ちゃんに」と書いてあるものが山程用意されていて、そのほとんどが危険きわまりないのですが、歓迎したい気持ちがわかる分、後ろめたさもあります。

かつて、2才にならない子どもに、栄養ドリンクをこっそり飲ませ、しかもそのドリンクが漢方薬のものだったので、吐くほどの症状は出なかったものの、液体だったからこどもも一口飲んでしまい、みるみる顔が真っ赤に腫れあがり、「ごめんね、ごめんね」と泣きわめくようにうろたえる祖父母（私の祖父母なので、子どもの曽祖父母）を怒るに怒れず、子どもはぐったりするし、収集がつかず、困り果てました。

母が用意した食材ををいちいち小姑のようにチェックして、ほぼすべてを却下して、自分で調理しないとうっかり何が混入するかわからないので台所に張り付きっぱなしです。

空気清浄機・掃除機・石鹸類は里帰り三点セット

里帰りするとき、車で移動するときは車に空気清浄機と掃除機も積んで向かいます。
洗濯石鹸や普段使いの固形石鹸もあるとは限らず、必ず手に入るとは限らないので、持って帰省しました。

電車などで帰省するときは事前に宅急便で送っておきます。
掃除機は先に買って配送しておきます。

神経質だと鼻で笑われたこともありましたが、仏間で寝たとき、線香の埃のせいか、子どもが一晩中咳き込み続けたことがあり、それ以来持っていったほうが受け入れる側も安心するようになりました。

家が違えばそこにいるカビやらダニやらの種類などが微妙に違うのでしょうか。チリひとつない夫の実家でも、汚屋敷の私の実家でも、子どもはそこそこ皮膚の状態が悪くなります。自宅に戻って2.3日してようやく出発前くらいの皮膚の状態に戻ります。

空気清浄機が特に必要なのは、汚屋敷の私の実家ではなく、チリひとつない夫の実家の方でした。夫の実家は大都会にあったので、空気が悪くてそれが悪さするとしか言えないくらい毎回皮膚が悪化し、子どもは空気清浄機に貼り付いて暮らします。

帰省からもどってきたとき　まず掃除

長旅から戻ってきたとき、いつもわが家では私だけが先に自宅に戻り、窓を開け放って空気を入れ替え、部屋の掃除機がけから始めます。その間、夫は1時間程度、子どもとともに、帰ってきたばかりだというのにドライブにでかけます。

掃除が終わって食事の準備をしていると子どもと夫が帰ってくるという段取りです。

長い帰省はほとほと疲れました。
親子でぐったりするので、必ず休みの日を一日以上残して戻ってきていました。

それでも行かない時より皮膚の状態は悪化しました。
でも、おじいちゃんおばあちゃんに孫の姿を見せるのは義務だと思ってやっていました。アトピー児を連れての帰省は本当に大変です。