目の周りの赤い腫れ【パンダはパンだ】小麦粉アレルギー

わが家の子どもたちがまだ小学生だった頃、目の周りが赤く腫れ上がり、カサカサになっている子どもが多くいました。その子どもたちの多くは、「小麦粉アレルギー」であり、「パンダはパンだ」と病院でもよく言われたようです。

パンダの黒い目の周りがちょうど赤く腫れたところに似ていて、パン食が増加傾向にあったことからも小麦粉といえばパンということで、「パンダはパンだ」とわかりやすく例えていました。

本当に小麦粉アレルギー？

わが家のアレルギー持ち三人息子は揃ってごはん党だったこともあり、パンダではなかったのですが、小麦粉にアレルギーがなかったわけではありません。長男（9才）27.5（クラス4）、三男（4才）17.0（クラス3）ですが、ともに除去の指示が出たことはありません。

数値が小さいほうの三男のほうが体には合っていないように思い、小麦粉を食べさせはじめたのは3歳を過ぎてからです。醤油も原料に小麦粉が入っているので、発酵しているからアレルギーを起こしにくいとはいえ、極力彼のものには使わないようにしていました。

「パンダはパンだ」がよくささやかれていた頃、日本国内で生産されている小麦粉は今以上にわずかで、市販品に使われることはまずなく、国産の小麦粉を買い求めるのは一部の裕福な健康マニアに限られていました。

子どもにパンを作る時、念のため国産小麦を使っていましたが、ある時、カナダ産のICWという残留農薬のない、NONポストハーベストの小麦粉を見つけ、安かったし、試しに買って使ってみました。

ICWを使って、アレルギーの症状にあわせた材料でパンを作りましたが、国産小麦粉を使っていた時と皮膚症状はなんら変わりがありませんでした。やすいし、よく膨れるし、いうことがないくらいです。

目の周りが赤く腫れ上がり、「パンダはパンだ」と言われている子どもたちの多くは、卵や牛乳にアレルギーがあったり小さい頃アトピーだと言われていた子どもたちではなかった子どもがほとんどだったのが気になりました。

この頃、輸入小麦も含めて、輸入品のポストハーベストが問題になっていました。
ポストハーベストは収穫後、農産物に農薬を散布し、輸出する途中にカビが生えたりネズミが巣くったりするのを防ぐ目的で使われていました。また、市販のパンの多くに使われているイーストフードの発がん性も取り沙汰されていました。

自分で作る場合はこれらを使いません。多くの、それまでアレルギーと縁のなかった子どもたちがパンダになったりしていた原因の一部に、こういう薬品の害も含まれていたのではないかと推測しています。いずれにしろ、素人判断なので、断定することはできません。

「パンダはパンだ」になったら

もし、今、パンダはパンだの状態になっているとしたら、小麦粉を疑い、パン食を控えてみるのも一つの方法だと思います。
でも、それをやって効果がなければ、別の原因も考えられます。

私の周りのパンダはパンだと言われたこどものお母さんたちは、そのほとんどが「もっと悪くなったらお醤油まで変えなくちゃいけないかもしれない」と言っていたので、小麦の完全除去まで考えられていなかったようです。

素材が厳選されていなければそれも原因の一部になりうるので、原材料も吟味してみましょう。もちろん、それもやっても何ら効果がなければ方向性があっていません。
やってみて、効果がなければ原因は他にあります。とりあえず、1週間をめどにトライしてみてください。