アトピー対策から考える【寝具選び】高密度繊維のシーツについて

小児科の外来に行くと、ホコリやダニに強いものすごく高価な寝具セットのチラシがよく目に入りました。子供が夜寝られない時、咳き込んでしまう時、布団のホコリやダニがとても気になるから、余計に目に着くのだと思います。

昨今、ホコリの出にくい綿など、各種開発されてきて、どんどん安価に手軽に手に入るようになりました。
ホコリの出にくい綿の布団が手に入ると、次に欲しくなるのが高密度繊維のシーツです。これもまた、高価ですね。

高密度繊維のシーツ、使うとなると・・・。

昨今、高密度繊維のシーツも存外に安くなってきました。
もちろん、恐ろしく高価なものもあります。

わが家は5人家族です。高密度繊維のシーツを例えば長男だけに使っても、結局他の人の寝具からホコリが出るから、それは無意味。5人分フルセットとなるとどんなに安くなってきても、大した出費です。

耐久性の問題もあります。アトピーだと毎日の布団干しが欠かせません。
花粉の季節はやらないとはいえ、毎日干して、掃除機がけするので、シーツは何年も持ちません。あっという間に破れてしまいます。そうなると、また出費です。

しかも、使ってみないと、その効果はわかりません。費用対効果という言葉が頭をよぎります。きりがない、という言葉も頭をよぎります。

それでも、こんなことで子供が楽に寝られるならと、もしかして、劇的によく寝られるようになるかもしれないと一縷の望みをかけて購入してしまうのが、親といういきものかもしれません。

高密度繊維のシーツを手に入れるまで。

わが家に初めて高密度繊維のシーツが登場したのは、今を去ること15年ほど前です。
今ほどネットショッピングが普及していなかったので、探すのが困難でした。5人分、高かったし。

何気なく見ていたセシールのカタログで、「高密度繊維の寝具」の文字を見つけて、愕然としました。
あまり売れていなかったのかもしれません。廃盤になりかけていて、ちょーお安いのを発見。
全員分買うと、そこそこの出費でしたが、いいシーツを普通に買うより安かった。

最近はネットで簡単に探せます。とはいえ、掘り出し物は相変わらずセシールとかベルメゾンとか、大手のカタログの中で、廃盤になりかけているのがダントツ安いです。

高密度繊維のシーツを使ってみた

こうして手に入れた高密度繊維のシーツ。肌触りは、サテンのようにつるつるしています。
妙に高級感があります。縫い目もしっかり細かいです。たとえ安いものでも、そこが売りなので、その点が甘い商品に出会ったことはありません。

洗ったら、だんだん目が荒くなってしまうのでは？？
でも、鼻血とか出やすいから、汚れやすい。

そこで、洗い対策として、私は綿100％のフラットシーツを買ってきて、敷布団の上には必ずフラットシーツも敷いて置くようにしました。これを洗えば高密度繊維シーツを洗わなくても大丈夫だから。

使った感想・・・・・違いが今ひとつ、わかりません。
ホコリ・・・どんなシーツでも目に見えるほど出ない。
大体掃除機で毎日吸ってるから、出にくい。

しいて言えば、これで大丈夫！心配いらない！という妙な安心感があって、自分的には気が楽なこと。十分対策しているという、安心感と、かかった費用とを天秤にかけて、「ま、いいか！」と思える範囲です。
これをいの一番に整えるのがいいとは、思わない程度のものだと思います。