アレルギーのある子供を連れて【第二子の里帰り出産】ホンマに大変だった

長男と次男の歳の差は2才に若干不足があります。次男が生まれるとき、長男はまだ小さいのにアトピーもあって、卵牛乳の除去食もしている手のかかる状態でした。
産前産後の彼の世話をする人が必要なので、長男は自宅近くの病院で出産しましたが、次男は里帰り出産することにしました。

アレルギーについておじいちゃんおばあちゃんに納得させるのは難しい

このころ、あまりお掃除が得意でない実母は、自分の掃除の不行き届きを非難されていると思ったのか、「うちにはダニはいない」の一点張りでした。
今はそんなことは言いませんが、粉塵撒き散らしタイプの掃除機も「絶対買い換えない。買ったばかりだもん」と主張。
夫が吸込仕事率が300W以上の掃除機とアトピットローラーをセットで母に贈り、「息子をよろしくお願いします」と頭を下げてつかってもらうようにしました。

当時長男は離乳食がこじれたのが原因でとても食が細かったので食べないことは理解していましたが、「私が作ればちゃんと食べるはず」と言いはり、案の定全くのように口をつけなかったのでショックを受けていました。
あれだめこれだめと調味料や洗剤にもダメ出しするので、すっかりへそを曲げてしまいました。
「お前んちの子供はめんどくさい」と言い放ちつつも、初孫なので、母なりにかわいがってくれました。
当時私の祖母も父も健在でしたから、面倒だけはしっかり見てもらえていましたが、ちょっと目を話すとチャレンジャーの一族なので、「これなら食べるんじゃないか」と摩訶不思議なものを食べさせ、幸いアナフィラキシーショックを起こすようなものはなかったものの、顔が真っ赤に腫れたこともあり、私の神経は切れかけました。

孫溺愛のおじいちゃんおばあちゃんのために実家行脚

私の実家も主人の実家も同じ県内ですが、当時わが家は200キロ以上離れたところに暮らしていました。
里帰り出産で産前産後2ヶ月、可愛い初孫を連れて嫁が実家に帰っているのを、主人の実家が見過ごすはずもなく、「均等に」ということで次男が一ヶ月検診を終えた後、主人の実家に主人抜きで2ヶ月いました。

主人の兄弟にアトピーがいたことから、アレルギー対策については主人の実家は万全でした。
食物アレルギーについてはそれほど詳しくはなかったのですが、主人が詳しく義母に説明しておいてくれたので、時々定義からはずれるものの、即どうにかなりそうな私の実家よりはかなりマシでした。

しかし産後1ヶ月でなれない主人の実家に主人の家族と過ごすのはかなりのストレスでした。
お互い様な部分もありましたが、おかげで産後太りする余裕がありませんでした。

里帰り出産で気がついたこと

ホンマにエエ加減にせえよ！と怒鳴りそうになることがしばしばあった里帰り出産でしたが、私の頃よりもっと情報の少なかった時代に子供のアトピーに取り組んだことがある義母が息子に接している姿をみて、反省させられるところがたくさんありました。
痒がる息子に、「あら、かゆいの、かゆいのかゆいのとんでいけ〜」と笑いながらクシャクシャに息子を撫で回している姿を見て、私は知らず知らずのうちに自分に余裕がなくなっていたと痛感させられました。
アトピーがあろうとなかろうと、小さい子供はかわいいもの、他愛無いものだとしみじみ思いつつ、どこかで忘れていた自分に気が付きました。