卵アレルギーで完全除去しているとき【鶏肉のすごさを思い知る】

卵にアレルギーがあって、卵の完全除去をしているとき、親で分子構造が似ているから鶏肉もチキンエキスも卵殻カルシウムも避ける必要があり、魚卵、他の鳥肉と卵も当然除去が必要になってきます。

食べられる加工食品は非常に限られてきて、母乳の間その除去は母親にも適応されるので、生まれたばかりの赤ちゃんならともかく、今日から何を食べたらいいのかほとほと困り果てるのが現実です。

和食・・・も安心できない

和食なら安心と思いがちですが、鶏肉と卵がたいていふんだんに用いられています。

だしは鰹でも昆布でも大丈夫ですが、いいだしがでるので、少量の鳥肉があちこちに加えられています。卵をつなぎに使う料理も多く、卵焼きをたべなければＯＫとはいいがたい物があります。

てんぷらはもちろんのこと、照りに卵を使うことが多いので、自分で作る以外に調整が効きません。

試しに鶏の代わりに豚肉で煮しめを作ってみましたが、何とも言えず味が載らない。
茶碗蒸しも卵焼きもご法度、焼きそばなどのちょっとした残り物を卵で巻いてアレンジ・・・もだめ、お寿司も錦糸卵やマヨネーズの和え物がだめ。

卵よりも鶏肉がイタイ

ブイヨンを購入するとき、チキンエキスが入っていないものを購入する必要があります。
気に入った味のチキンエキスが入っていないブイヨンをいまだに見つけられていません。チキンの塊エキスのほうが欲しいくらいです。

唐揚げというものは、毎日食べたいとは思いませんが、食べてはだめだといわれると異常に食べたくなるものです。
ケンタッキーのＣＭが良く目につくようになり、どうしてＣＭばっかりやっているのかと怒りを覚えます。

関西人のソールフード、お好み焼きやタコ焼きは、なぜかそれほど渇望しませんが、鶏肉には異常に心をひかれました。
和・洋・中華、どんな料理にも合い、どんな食材にもうまくうまみをプラスしてくれる鶏肉が使えないことになると、食生活に大打撃が加わりました。

兎肉・太刀魚のすり身を代用

手に入る鶏肉の代わりに使える食材としては、かえる肉がナンバーワンだといわれていますが、手に入ったことがありません。
私が入手できて使えた代用品は、兎肉と太刀魚のすり身です。一番最初に手に入ったのが太刀魚のすり身だったので、かなり多用しました。

生協で売られていて、コチコチに冷凍されていました。少しの塩と太刀魚のすり身のみでできていて、大きな魚肉ソーセージみたいな感じです。
必要な分だけ凍ったままのものをスライスして使います。煮しめに鶏の代わりに使ってもおいしくいただけました。

兎肉は、長男次男が保育園に通い始めてようやく手に入りました。保育園で兎を放し飼いにしていたので、ちょっと罪悪感の味がしました。
子どもには今日の肉が兎だというのはいつもトップシークレットでした。

使えなくてわかる、鶏はすごい

現在、卵も鶏肉も非常に安価に売買されています。家計に助かる食材です。
これが使えなかったときは、家計にもおもかったことを考えても、鶏肉はすごいと思います。

子どもがアトピーで食物アレルギーがあったからこそ分かる、鶏のすごさだと思いました。