アトピー児はおとなしい子・内気な子が多い？【育てたように子は育つ】

アトピー児はおとなしい子、内気な子が多いというイメージがあります。
アトピーであるだけでなく体が丈夫でない子供も多いし、自分の体についてうまく説明ができないし、皮膚の状態が悪いと、子供はストレートに「なんでそんなに汚いんだ」といった言葉を投げつけたりするので、そういうことが続くと内気になりやすいのかもしれません。

何か病気を持っている子供のほうが残酷

アトピーの子供に対して、「汚い」とか、「くさい」といった言葉を平気で投げかけてくる子供の多くは、何かしら慢性の病気を持っていたり、ほかの皮膚病を患っていたり、一番理解ができそうな子供に限って、逆に攻撃してきていたように思います。
もしかしたら同様の事をされた経験があるのではないか？と思う節もあります。

自分の子供を振り返ってみて、思い当たる点が全くないわけではありません。
長男がまだ4歳くらいのころ、以前よく遊んでもらった年上の近所の男の子に久しぶりに会って、ずいぶん太ったなあと思った瞬間、突然長男が「でぶでぶ星人だ」と言い放ち、逃げて行ってしまいました。

仕方なく私が「ごめんね」と謝っておくしかなく、人の容姿であざわらう事はしてはいけないと自分が一番知っているはずなのに、とやるせなくなりました。自分が受けたつらい気持ちを、誰かにぶつけたいと思う暗い気持ちがどこかにあるのではないかと思います。

育てたように子は育つ

私も夫も内気ではありません。おとなしくもないかと思います。
そのせいか、どの子供もおとなしくはありません。

いつも我慢する立場が多かったせいか、次男が比較的三人の息子の中でおとなしい子供でしたが、彼は内弁慶ではなく外弁慶だったらしく、おとなしいと思っていたのは家族だけでした。

アトピーを気にしても始まらず、気にするとどんどんへこむから、私はどちらかといえば　「よくなるまでこもっていようか」と思いやすいタイプでしたが、夫が強いて無理やり連れまわしてくれたから、結局子供も悪かろうがよかろうが、一緒に引っ張りまわされたおかげで、内気にならず、引っ込み思案にならずに済んだのではないかと思います。

実際、学校にPTAとして参加すると、アトピーの子供はじろじろ好奇心から見られることに慣れているせいか、、視線に敏感で、内気な子が多いように思います。

内気でいけないわけではないですが、うちにこもるとメンタルの面からもネガティブになってしまうので、積極的に外出して、「アトピーのどこがいけない！」くらいの気持ちでいる必要があるのかもしれません。

難しいことですが、私自身、皮膚の状態が悪い時も引っ張りだされてつらいと思わなかったわけではないですが、後で振り返ってみると、今があるのはそのおかげだと思います。