アトピーを悪化させないために。私の化粧落としと髪の洗い方

もちろんリップサービスもあるのでしょうが、アトピーでお肌がぼろぼろのはずの私に「肌や髪がきれいだ」と言ってくれる人が現れるようになりました。
そういえば美容院でも、髪の状態がとてもいいといわれることが多々あります。

白髪も出ていて、特別なトリートメントも何もしていないにもかかわらず、痛みが少ないといわれます。
実際問題として、今現在は自分のアトピックスキンも小康状態にあり、できるだけこの状態を維持していこうと考えています。

もちろん、何かの拍子に悪くなることもあるので、その都度何らかの手立てを講じる必要がありますが、そうでない小康状態のときの、「悪化しにくいボディケア」というのは大切なのではないだろうかと思うようになりました。

ここのところ調子のいい顔の洗い方

ここ10年、シミはあるものの、ニキビや肌荒れにはあまり悩んでいないのが顔です。
顔の調子が悪いときは本当に気が滅入るので、手足がぼろぼろだろうと背中がかゆかろうと、顔が調子がいいのが一番だと思っています。

顔を洗うときに私が使うのは石鹸のみ。アレッポの石鹸かサボンドマルセイユ、どちらでもいいので手に入ったものを使っています。
どっちがより好きかというと、サボンドマルセイユの方が全体として柔らかいので好きです。

そして、石鹸で顔を洗うのは、顔に砂でも浴びたとき以外は、入浴時のみ。
もともとアトピーなので、Tゾーン以外の皮膚の脂が少なめなので、石鹸の使い過ぎにならないように気を付けています。

入浴時、石鹸を泡立ててこすらないようにフワフワと洗い、お湯で洗い流して、もう一度石鹸を泡立ててこすらないようにフワフワと洗い、お湯で洗い流します。
二度洗いするのは、メイク落としも兼ねているから。私のようないい加減なメイクならこれで十分に落ちます。

ごくまれに、気が向いたときにゆるく絞った厚手のタオルを電子レンジでチンし、顔に乗せてホットタオルケアすることがあり、タオルが冷たくなるまでじっくり温めた後、冷たいお水でバシャバシャ顔を洗って引き締めるようにします。

この二つがメインの顔の肌ケアです。「これだけ？」と思うかと思いますが、それ以外は、朝、顔を洗った後、化粧水、乳液、UVケア付き乳液、CCクリーム、パウダーの順に塗って化粧をしています。
冬になるともっと保湿するかもしれませんが、おそらくホットタオルケアの回数がちょっとだけ多くなる程度でしょうか。

ここのところ調子のいいシャンプー

ここのところ調子のいいシャンプーは、「石鹸で洗う」シャンプーです。

シャワーでしっかり頭皮を洗うように、髪と頭皮の汚れを洗い流した後、石鹸を泡立てて髪を洗います。泡が立ってくるまで石鹸は付け足しします。
洗い終わったらシャワーでしっかりと洗い流し、あらかじめ小瓶に詰めて水に溶かしておいたクエン酸を洗面器のお湯に入れて、髪にまんべんなくかけた後、シャワーで洗い流します。

頭皮に痒いところがあったりしたときは、最初にお湯で洗った後、痒い所に椿油を塗って置き、石鹸を泡立ててシャンプーし、クエン酸でリンスする、いつもと同じやり方でシャンプーをすることで、いつの間にか痒くなくなっています。

洗髪後は手ぐしで髪をとかした後、柘植の櫛でといてからドライヤーを掛けています。ドライヤーはナノケアを愛用しています。
柘植の櫛も、椿油をしみこませるともっと使い心地が良くなると聞き、椿油をせっせと塗りこむことにしようと思っています。

朝起きたときに柘植の櫛でとく以外、ほとんど何もしていませんが、つややかになってきた気がします。
何より頭皮がかゆくないのがうれしいです。

調子がいいからそのまま続けている

調子がいいときは、その調子をなるべく続けられるように、同じやり方を続けています。

かつては、理想のメイク落としを探して、いろいろなメイク落としを使って、だんだんと値段が上がってきましたが効果は少なく、吹き出物や肌荒れが多くみられました。

シャンプーも、それこそジプシーしまくり、あれこれ手を出し、石鹸シャンプーが肌に良いと効いて使ってみたものの、髪がキシキシしてくるし頭皮がかえって痒くなるしで、困り果ててまたシャンプージプシーの繰り返しでした。

頭皮がかゆくなったときに石鹸をお休みする以外の技を持たず、シャンプー前に髪を濡らすのではなく、しっかり汚れを洗い流すことを知らず、椿油をあらかじめ塗っておくとかゆみにが悪化しないことも知らず、石鹸シャンプーが髪にも頭皮にもいいのはわかっているけれど、使いこなせないと思うばかりでした。

今現在は上手に使いこなせているので、「シャンプーもメイク落としも石鹸ひとつでOK」の生活は気に入っています。
髪や顔のメンテナンスにかける費用が格段と少なくなったうえに調子がいいので、お財布にも心にも優しい生活になっています。

もっといいスキンケア法があれば真似したいと思いますが、今のところ、金額的にも手間のかかり具合からも肌の仕上がりからも満足が行く状態になっているので、「これを超える技がどこかにあるんだろうか？？」と思ったりもします。

「お肌の手入れはお金を掛けたらいいわけではない」ことが実践できて、とてもうれしいと思っています。