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ニュースで知った卵アレルギー発症を抑える新研究について

土曜日の朝、のんびりとテレビを見ていたら、NHKのニュースで、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんについてのニュースとして、「生後6か月から卵1/100個程度を毎日食べさせた方が、その後卵アレルギーの発症が少なくなるという研究結果が発表された」と報道されていました。

食べさせ始める時期が遅ければ遅いほど、卵アレルギーの発症のリスクが高くなるといわれています。
まだまだ研究段階であり、自己判断でいろいろやらないようにと注意されていましたが、「ポイントポイントだけ聞いて突っ走って大惨事になる子供が続出するのでは??」と不安になりました。

素朴な疑問で夫婦げんかに

ニュースの一項目だったので、あまりにも要点すぎてわからないことだらけです。

以前、「スナック菓子をたくさん食べていたお母さんから生まれた子供の方がアトピーになりにくい」という訳の分からない研究を発表していたこともあり、「いまいち信用できない」というのが私の第一声です。
それを聞いた夫が、「何もかも否定していたら新研究はできない」と怒り出しました。

生後6か月から卵1/100を与えたのがどういう患者なのか、はっきりしません。
なんともない子供とアトピーの子供とではまるで違います。

ちなみに我が家唯一のアトピーではない次男は、生後10か月を過ぎていたと思いますが、ゆで卵の黄身を耳かき1杯与えたところ、30分後に大量嘔吐しました。
彼は今も昔もアトピーではありません。卵アレルギーも発症していません。でも大量嘔吐しています。

長男次男に与えていたら、どんな恐ろしい事件が起きたか想像したくありません。
「きちんとした被験者を用意しないと、データとしては成り立たない。研究機関を馬鹿にしているのか?」と夫はさらに怒り出しました。

自分の子供には全くかかわりのないことで、家の中の空気が冷え冷えとしてしまいました。
夫はぶっすりとしたままパッドで検索をはじめ、「ほい」とそれと思しき研究について書かれたものを見つけて見せてくれました。

報道とはちょっとどころではないズレが

被験者は「アトピー性皮膚炎を発症していて、卵アレルギーを発症していない子供」のようでした。
卵アレルギーを発症していないというのは、血液検査で卵に反応がなかっただけか、母乳のお母さんが卵を抜いても何ら皮膚が改善されなかった子供なのか、なんだかはっきりしません。

我が家のダントツ高アレルギー体質の三男は、生後1か月くらいでは血液検査でほとんどアレルギーの反応が出なかったし、多分食べたら嘔吐だけで済まないと思うのだけれど、「彼が6か月だったら被験者になれるのか??」疑問です。
それを口にすると、夫がまた怒りそうなので黙って考えていました。

生後6か月未満でアトピーと診断されていて、生後6か月の段階で湿疹が出ていなくて、しかも卵アレルギーではない子供が被験者です。
50人以上の被験者がいるようですが、生後6か月未満のアトピー児全体の中に、どのくらいの割合で被験者が含まれているのだろうかと思うほど、少ないケースの人が選ばれているように思いました。

被験者はもともと卵アレルギーではないアトピー児で、卵1/100個を生後6か月から与え続けていますが、もちろん完全加熱済みの卵黄のみの成分ではないかと思いますが、かぼちゃを与え続けた子供のグループより明らかに卵アレルギーがプラスされにくかったことがデータとして表れていました。

卵アレルギーがもともとないことが重要

生後6か月の段階で、アトピーであっても卵アレルギーではない子供が、卵アレルギーを発症しないようにするためには有効な手段ですが、この段階で卵に何らかのアレルギーがすでにあったら、効果どころか惨事が生まれてしまいます。

もともとアトピーでもなくて、「卵アレルギーって何ですか??もしなったらどうしよう」と思っている方ならこれは朗報かもしれませんが、アトピーで苦しんでいる子供の親には朗報なのだろうか??と疑問に思います。
 
早いうちに慣らしておいた方がいいし、アレルギーもないのにむやみに卵を避けても無駄であり、かえってよくないといいたいのでしょうが、それはどうだろうかと思います。
卵アレルギーは単に、今日は卵を食べないというだけでだいじょうぶなわけではありません。

そもそも加工食品に卵が入っていないことがほとんどない今、意識して卵の除去を正確に行っていない限り、乳幼児であっても卵を食べていないことなどあるはずもなく、今現在も卵をほぼ抜いた生活をしている三男を見ている私からすると、「けっ」と言いたくなるようなデータだと思いました。

卵アレルギーの重い人には何も助けにならないので、ふん!と思ったわけですが、卵アレルギーを発症せずに済む子供が増えるであろう研究が進むのはいいことなのかもしれません。
しかし、今現在子供のアトピーで苦しんでいる人たちが、「食べさせたら治るんだろうか?」と勘違いしそうなのがとてもとても心配です。

食べさせてみて悪化するケースもあるだろうし、医療機関も最新の研究なので、同じようなさじ加減ができる人が早々いるとも思えません。
いずれにしても、被験者になるのは自分ではなく子供であることをしっかりと考えて、慎重に対処しなくてはいけないと思いました。

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