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アトピーが先か?食物アレルギーが先か?食物アレルギーは不幸?

近年「卵アレルギー」を発症する子供が非常に多く、その発症を抑える確実な手段がないことが問題になっているようです。

我が家の長男も卵と牛乳がもともとダメで、二次加工品が食べられるようになったのは乳製品のほうが早く、生でも完全に食べられるようになったのは卵の方が先で、なかなか牛乳が飲めるようにはなりませんでした。
どちらも問題なく生でも食べられるようになったのは、小学校も卒業しようかという年齢になっていました。

これに対して三男は、卵も牛乳も完全除去している母乳も飲めず、アレルギー用粉ミルクを飲んで育ったせいか、完全に加熱してある卵が食べられるようになったのが小学校高学年になってから、ヨーグルトやチーズといった乳製品を食べることができるようになったのも小学校高学年になってから。
19才になろうとしている今も生の牛乳も卵も食べるとどうなるかわからないほど危険です。

長男は卵も牛乳も大好きですが、三男は乳製品を好まず、おでんのゆで卵のみこよなく愛しています。牛乳は火が通ったホワイトソースは好きですが、ヨーグルトもチーズも基本的には好物ではないようです。

アトピックスキンは長男で三男はメンテナンスフリー

長男は24才になっても見るからにアトピックスキンをしていますが、三男は小学校に上がるころからほぼメンテナンスフリーです。

卵も牛乳も長男は食べられますが、三男は卵も牛乳も生では食べることができません。
ケーキは一口食べるのがぎりぎりで、彼には苦行なので、もはや誰も勧めたりはしません。そうはいっても、長男も「俺、ケーキ好きじゃなかったわ」と最近告白しました。

卵アレルギーを発症していないアトピーを発症している生後6か月の乳児に卵1/100を与えることで、卵アレルギーの発症をかなり抑えられるという研究結果が発表されました。
ですがうちの三男は、卵アレルギーを発症しているアトピーを発症している生後6か月の乳児だったから、この実験には参加資格がありませんが、彼は長い間皮膚炎ではほぼ悩んでいません。

生後間もない彼を見た人は、大多数、「生まれながらのアトピー」と言ってのけてくれましたし、彼がアトピーではないとは誰も思いませんでした。
でも、小学校に上がるくらいから、わかる人にしかわからなかったし、生後間もなく産院で勝手に塗られた以外にステロイドを大人になるまで触ったこともないけれど、小学校以降、アトピックスキンはほぼないまま成長してきています。

彼は卵アレルギーが重く、いまだにほぼ除去した生活をしています。
マヨネーズをかけたサラダはほとんど食べず、豆乳などで作られたアレルギー用のマヨネーズ風調味料しか受け付けません。明らかに体に毒の味がするそうです。100%かぎ分けます。

用心深いのか、最初にひとなめして、それ以降はマヨネーズの場合はひたすら混ぜ続けて苦悩します。それ以外の場合はがつがつ食べます。

食物アレルギーとアトピーは分けるもの?

厳密にいうと、食物アレルギーとアトピー性皮膚炎は別のものなのでしょうが、食物アレルギーはアトピー性皮膚炎を作る原因にもなります。

それ以外にも、吐いたり、喘息の発作を起こして呼吸困難になったり、倒れてしまったりと、皮膚以外の症状が出ることもあるので、別扱いすべきかもしれません。
ですが皮膚が弱くて、皮膚にもアレルギー症状が出やすいのなら、食物アレルギーとアトピーを一緒にしてもいいのではないかとも思います。

食物アレルギーは、ものによっては大きくなると軽減されてきますが、アトピーはそうとも言えないと言いますが、自分の子どもたちを見ていると、どちらもそうとも言えないようにも思います。

三男のように、乳幼児期からアトピー性皮膚炎が悪化してアトピックスキンになる状態をなるべく起こさないように、ステロイドで押さえるのではなく、食生活や環境、洗剤や衣類などを見直すことで発症をできる限り抑えてきたケースは、のちのち皮膚が丈夫になってきて、アレルギー体質は相変わらず強めなものの、アトピー性皮膚炎は起こりにくくなってきているケースのように思います。

乳幼児期から医者にもらったステロイド剤を漫然と塗り続け、いまだにアトピックスキンの長男は、卵牛乳といったよくある食物アレルギーは解消されたものの、中学生くらいから喘息を発症し、18くらいから果物アレルギーがどんどん悪化して、ほぼ何も生の果物が食べられなくなり、病院と切れない生活を続けています。

卵1/100個を与えて卵アレルギーの発症を抑えることよりも、乳幼児には、ステロイド剤に頼り切る前に皮膚炎の発症原因を洗い出して生活習慣そのものを改善し、その上で慎重に離乳を開始するのが大事なのではないかと思います。

食物アレルギーとアトピーを分けて考えるよりも、アレルギーでひとくくりにして、アレルギーをいかに起こさないようにするのか、個々でアレルゲンは違うからその洗い出しが一番大切なのではないかと思います。

アトピーが先か、食物アレルギーが先かではなく、より早い段階で皮膚はメンテナンスフリーにできるかが大切で、食べられるようになるか否かは二の次ではないかと思います。
一生ケーキを食べられなくてかわいそうなのは、ケーキをいつも食べている人間の考え方で、毒の味がするような人間には帰って有難迷惑だということを知ることも大切なのではないでしょうか。

「家族全員同じ鍋で食べたい」と言いますが、子どもの成長に合わせて、辛みを調整したりするのは当たり前。アトピー以前です。
どうしても同じ鍋で食べたいなら、アトピー児に合わせて同じものを食べればよく、自分たちに合わせるよう強要するのがそもそも間違いではないかと思います。

たしかに、市販品が食べられないのは面倒だし不便ですが、かつて市販品を食べたことがないまま一生を終えた人がほとんどだったことを考えれば、そもそも工場で作ったものの方が手作りしたものより高級と考えること自体おかしなこと。
「お母さんの手作りで何が悪いのか??小さいうちは手作りで何が悪いのか??」、その方が疑問に思います。

かつて私も子供に一度はたべさせたいと思っていた

かくいう私も、かつては「子供に一度でいいからケーキをたらふく食べさせてやりたい」とか、「レストランで普通に食事をしたい」とか、いろいろ考えていました。

実際問題としてケーキが嫌いな子供もいることから、アレルギーで食べられないのも、嫌いなのと同じで、「食べなくていいという選択肢があってもいいんじゃないか」と考えるようになり、最近ようやく目が覚めた気がします。

冷凍食品や加工食品しか食べたことがない子供より、手作りの素材からチョイスしてある食品を食べて育った子供たちの方が幸せなんじゃないだろうかと最近考えます。
しかも、それぞれのアレルギーに考慮して作り分けたので、今を思えばそれぞれの個性に合わせて微調整している、何とも贅沢な食生活です。

普通が一番というのは幻想ではないか、子どもがアレルギーであったがために様々な調理法を身に着けることができ、私自身の技術の向上にも彼らは役立ってくれたように思います。
食物アレルギーは本当に不幸なのだろうか、最近また、考えさせられています。

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