アトピーからくる鼻のかゆみ改善方法

アトピーからくる鼻のかゆみは、本人にとっては、とても不快でつらい症状です。

そもそも痒みを引き起こす原因は、抗原と抗体が粘膜で反応して、くしゃみや鼻水、鼻づまりの症状のアレルギー性鼻炎を引き起こすことによります。

アレルギー性鼻炎を引き起こす抗原

その抗原となるものは、ダニやほこりなどのハウスダスト、スギ花粉、イネ花粉、ブタクサ花粉、カビ、ペットの毛など、私たちの生活スペースにたくさん存在します。

それらの抗原が、息を吸うと鼻の中にはいり、粘膜にある抗体と出会いアレルギー反応を起こすのです。

ですので、まずは、出来る範囲で、それらの抗原を生活スペースにとりこまないよう気をつけることが大切です。

畳やじゅうたんは、ダニが好みますので、常に掃除をして清潔に保ち、カビが生えやすいお風呂も換気を心掛けるとよいでしょう。

また、特定の季節にかゆみが悪化するのであれば、なんらかの花粉が原因となっていることが想定されますので、マスクや呼吸器官をガードできるグッズを利用するのも手です。

アロマテラピーと食生活改善

アロマテラピーに興味がある方なら、吸引も効果的です。

洗面器や大き目のカップにお湯を入れ、痒みを軽減するラベンダーオイルや、ユーカリのオイルを数滴たらし、静かに吸い込みます。

乾燥しやすい季節には、粘膜を潤し、香りによるリラックス効果もプラスされてとても快適になると思います。

また、アトピー性皮膚炎の体質の方は、鼻だけでなく、根本的な体質改善を心掛けることも大切です。

食生活も、日本の伝統的な食事を心掛け、なるべく食品添加物や化学的なものは避けるようにします。

そして、腸内環境が、アトピーには特に大事だと最近言われていますので、もし便秘がちであるとか、消化器官が弱いという自覚のある方は、常日頃から腸内環境を整えるよう、気をつける必要があります。

パンを主食にしたお肉や乳製品中心の食事より、ご飯に味噌汁、お漬物といった食事内容の方が、自然と日本人の体質に合っていて、腸内環境も整いやすいのです。

自然と調和をとって暮らす

もともと、アトピーやアレルギーなどの問題は、自然界とバランスがとれなくなったことから始まったともいえるでしょう。

私たち人間も自然界の一部ですので、常に自然と調和をとって暮らすという心掛けが大切です。

何か特定の食品や、季節外れのものを過剰に摂取したり、本来は存在しなかった化学物質を、生活スペースに過剰に持ち込んだりしたことで、暮らしの中の調和がとれなくなってしまったことが、根本的な原因かもしれません。

なので、食生活や暮らしの中での季節感を大切にして、身の回りの生活スペースを整え、出来る範囲で対処していくことが、アトピー体質と上手く付き合っていくコツとも言えるでしょう。